礁渓(チャオシー)温泉

太魯閣(タロコ)峡谷で一泊した翌日は花蓮(ファーレン)まで戻り、電車で礁渓(チャオシー)温泉へ向かう。台北へ戻る途中駅なので立ち寄りやすい。何でも開墾中に畑から突然温泉が湧き出したという温泉地だそうだ。
礁渓駅に降り立ってみるとずいぶん賑やかな雰囲気。駅前には足湯が設けられていた。
礁渓駅前 駅前足湯

礁渓(チャオシー)温泉 焼水溝

私が礁渓(チャオシー)温泉に来たかった大きな理由がこの焼水溝だ。温泉の流れる川に屋根と壁をつけた共同浴場、これに入りたくて礁渓(チャオシー)温泉にやってきたのだ。
浴室は二つ連なっているのだが、いずれも男湯で女湯はない。一方は混み合っているのだが、もう一方はガラガラだ。やったぁ、ガラガラの湯舟にのんびりつかれるぞ! さてさて湯は‥‥。なんじゃこの熱さはっ! 強烈に熱いぞ! そうかぁ、それでこっちに人がいないのか。湯舟の底というか川底の小石の間からも湯が湧いていて、プクプクと泡が浮いてくる。残念ながらかけ湯のみの入浴となったが、湯の感触は充分に感じる。
川が共同浴場 湯舟は川

礁渓(チャオシー)温泉 湯谷風呂

焼水溝そばに湯谷風呂という入浴施設があった(80元)。焼水溝でじっくり湯につかることができなかったのでもうひと風呂浴びることにする。
天井が高い木造りの浴舎でなかなか気持ちがいい。地元の男性陣はみな無料の焼水溝に行くのか、こちらはガラガラだった。野趣溢れる焼水溝か、小綺麗な入浴施設の湯谷風呂、貴方ならどっちを選ぶ?
湯谷風呂 木造りの浴室

礁渓は宿も飲食店もたくさんあり賑やかな所だったので、このまま泊ってもいいなぁと思ったのだが、まだ時間が早かったので台北まで戻ることにした。
昼飯の弁当とお茶を買い込み電車に乗り込んだ。
鐵路便當(鉄道弁当、いわゆる駅弁か)と書かれた弁当は骨付き鶏もも肉や厚揚げの煮物がのっていた。日本の弁当のような見た目の美しさはなかったが、味はまずまずだった。お茶には何故か純喫茶と書かれていた。
鐵路便當(鉄道弁当) 美しさには欠けるが

新たな温泉勢力、温泉レストランとは‥。

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