氷見岩井戸温泉

漁港での朝を充分満喫した後は、やっぱり温泉。露天風呂から富山湾ごしに立山連峰が眺められるという、氷見岩井戸温泉のグランドホテルマイアミに立ち寄った。

案内された潮の香亭という別館でさっそく風呂へ‥‥、あれっ、露天風呂じゃないの? もともと屋根のある露天風呂、冬場は周囲をすっぽり覆って内湯にするのだ。それにしてもガイドブックなどで紹介している露天風呂の写真とは違うぞ?

ホテルのフロントで確認すると、ガイドブックなどで紹介しているのは宿泊者専用の風呂とのこと。せっかく来たのでちょっと覗かせてもらうことにした。

空気が霞んでいて、残念ながら立山連峰は見ることができないが、解放感のある風呂だ。運がよければ絶景を拝めるだろう。ただし、確率はずいぶん低そうだが‥‥。ちなみに日帰り入浴の客が案内される潮の香亭という風呂では、絶景も解放感も味わうことはできない。

宿泊者専用の露天風呂、立山連峰は‥‥

日の出時刻の案内

脱衣場の入口に、翌日の日の出時刻の案内がされていた。朝日は立山連峰から昇る。


風呂に入ると腹が減る。氷見の町に戻って、地の魚をいただくことにする。

さすがに氷見、魚はうまい! ヒラマサ、メジマグロ、タコ、イカ‥‥。珍品マンボウの胃袋はシャキシャキッとした歯応えがいい。うまい魚と風呂上がりのビール‥‥うまうま。

右中央はマンボウの胃袋


地酒

氷見の街をぶらぶらしていたら、酒屋があった。もちろん即イン。しばらくおやじと話ていると、

 「日本酒は好きかい?」と聞くので、もちろん「はいっ!」

店の奥にある酒蔵に案内してくれた。曙という酒の純米吟醸を、酒舟で圧をかけずにゆっくりと一滴一滴しぼっている。

 「今年の新酒、呑んでみるかい?」 「えっ」

しぼりたての酒をすくってくれた。一口呑めば、思わずいつものうんちくが‥‥。

 「持っていくかい?」 「おっ」

しぼりたての生酒を四合瓶につめてくれた。

造り酒屋の高澤酒造

四合瓶にしぼりたてをつめてもらう

これはどこにも売っていない。「曙 純米吟醸 獅子の舞」の生。火入れをしていないので、少し冷やしてすぐ呑んだ。やや辛口といったところだろうか。すっきりめの飲み口でするすると‥‥‥、もうないっ!?

曙 純米吟醸 獅子の舞


次は、山の温泉ですよ!

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