山口すべすべアルカリ泉と花見風呂


萩本陣温泉

萩に温泉? あったっけ? そう思われる方も多いだろう。実は一軒あるのだ。東萩駅の裏側、萩本陣温泉。

宿に着いてまず向かったのは露天風呂。宿裏手の山に造られた露天風呂(紅葉谷露天風呂)へ、モノレールで行くという趣向。山頂まで登るモノレールの途中駅に露天風呂があるのだ。期待は膨らむ。そりゃそう、ケーブルカーで露天風呂に行ったことはあるが(祖谷温泉)、モノレールは始めてだ。何処まで上がるんだろう。そんな期待は発車1分ほどで消滅。あっという間に男湯駅に到着。「えっもう?」 女湯駅はさらに100mあるかないか先。ケーブルカーを待つより歩いた方が‥‥。

モノレール

奥萩モノレール運転席

露天風呂からは萩の街を一望する。見晴らしのよさは二重丸。夕暮れ時、刻々と変化する空の色、素晴らしい! 湯に身をすべらせて驚く。何だこの湯は?  百戦錬磨の肌は、この湯質を見逃さない! 湯の中で手を握ると、指の間に感じる確かな感触。しっかり濃いぞ! 侮れない。2000mも掘ってようやく湧出した源泉はダテじゃない!

帰りがけちょっと寄り道。山頂の展望台までモノレールに乗せてもらうことにした。宿から風呂まであっという間だったが、風呂から山頂はなかなかの傾斜でぐんぐん登る。数分後到着した山頂展望台は‥‥。うわーっ! 萩市街から日本海までを一望する見晴らし、風も気持ちいい!

萩市街を一望する露天風呂

山頂展望台より

「妙徳温泉」と名付けられた内風呂は、これまた滑らかでいいお湯。こちらは何と2350mもボーリングして掘り当てたのだとか。「ボーリング日本最深」と書いてあったが、もうこうなると執念ですね。他にもラジウム泉があります。

妙徳温泉


INDEXに戻る

次のページへ