川西屋 [かわにしや:The West River Side Shop ] ナガオカの老舗菓子屋。紅屋、大和屋などの茶席系和菓子に対し、庶民のお茶うけ系を得意とする。塩ゆでした小豆を使用した甘くないアンパンや、醤油味の醤油パン(マンマな名前)、夏場のアイスキャンデーなどが主力商品。ちなみにアイスキャンデーのスティックは割箸。このように、昭和の風情が漂う素朴な菓子店であるにもかかわらず、妙にトリッキーなのがその名前である。川西屋そのものは昭和通りにあり、そこはあきらかに『川東』地区。店主は「川西さん」というのだろうか?
01:川東なのに
トップページにもある、川西屋について新たな発見をしました。 ネッシーやツチノコをほうふつとさせる「チラっと」情報。この直後、衝撃の事実が判明。
02:新説!殿町店 手持ちの資料(電話帳ではないです・・)によると大山2丁目に川西屋大山店があるようですね。それと殿町に川西屋本店というのがあってそこはアイスキャンディーは神田町のお店で造っているのを売っているようでした。(これは今夏にたまたま店の前を通りすがったことから知りました) なんと某コーナーでおなじみの殿町に! しかし、そこで売られているアイスキャンデーの製造元は『神田店』? シンプルな菓子店ながら、なかなか複雑な分業体制を……。
03:おもひで
川西屋のことですが、××小学校時代の同級生に早川さんというカワイイ女の子がいたのですが、彼女は殿町の川西屋から学校に通っていました。 うおー、昭和のすたるじ〜。それにしても、店主はやはり『川西さん』ではないのだろうか。『早川さん』をなにかフクザツに変換すれば、『川西』になるのだろうか。謎は深まるばかりで、「川西町(十日町市の信濃川をはさんだ西側)の出身では」「栖吉川の西では」など、さまざまな推理も寄せられた。
04:直インタビュー敢行!(……読者さんが)
どら焼きを買いに行ったついでに、お店の方に店名の由来を聞いてみました。 やはり創業者さんの出身地、それも市内のほうの『川西』の意味でしたか。川東進出は大成功だったってことですね。ナガオカン・ドリーム!
05:コンビニ湯屋 戦前生まれのウチの叔母と話をしていたら、ひょんなことから川西屋さんの話になりまして。叔母から聞いた話をお送りします。 川西屋さんは戦前から現在、殿町の本店のある場所で営業していましたが、そこでは酒まんじゅう・アイスキャンディーの製造販売のほかにタバコの販売(タバコは今も売っていますね)、郵便局、銭湯も経営していたそうです。なんとも不思議な取り合わせですが。 ウチの叔母は「早川お湯やさん」ともっぱら通称で呼んでいたので、銭湯の正式名は知らないそうです。(この話を聞いて、NG!に書かれていた「早川さん」が店主の名前だったんだなーと自分の中で再確認) その後、戦災で市内の銭湯が焼失したため長岡市が「武徳殿」跡地に入浴施設を造り、川西屋さん(早川さん)が戦後しばらくの間、そこの運営管理を任されていたとのことです。
武徳殿とは、 はー、お風呂やさんというか、スタンドアローン温泉街というか、フシギなところだったんですねえ、戦前の川西屋。それにしても『武徳殿』ってハツミミです。説明サイトから受けた印象は『魁!男塾』……。
06:パティシエ・カワニシ(2006.04.16掲載)
川西屋ではケーキも作っていました。 ひえええ、川西屋さんがケーキですかっ! しかもお葬式用って。クリームのバラが乗っかっているケーキは多々ありますが、蓮の花ってスゴいなあ。味も、清めの塩味だったらどうしよー! 07:原信に(2010.10.11掲載)
「原信」内に川西屋の特設(いや常設)コーナーが出来ました。 すっかり回顧記事と化していたこの項に、なんともめでたい販拡情報が! 「ザイゴの晩餐」にも書きましたが、この2010年の猛暑で昔ながらの涼菓としてアイスキャンデーが話題になったためでございましょー。キャンデーのみならず醤油パンも塩まんじゅうも時代が一回転して今風な健康スイーツ、今後の展開に期待ですう。 |
...To Be Continued!