安吉の名にかけて!特別篇・寿屋潜入譚
short cut!→ 壱話・弐話
壱話
主宰:どーも、またまた『安吉』特別編でございます。
副主宰:短くまとめられなくなると、すぐ組むのよね、特別編。
主:内情はさておき、長岡駅前のトワイライトゾーン・寿屋旅館について、この
たび強力な投稿がありました。
副:おや。
主:情報をお寄せ下さったのは、社内アドレスっぽいので返事を書いていいのか
ヤバいのかわからないみーもきゃっとさんでございますー。
副:前置き長い。
主:頂いたメールのサブジェクトはずばり『寿屋』。それでは行ってみよーっ!
タイトルの件ですが、寿や旅館の領収書を手に入れました。
会社で催し物があって、こちらに出張で来られた方が長岡で
宿を捜していたので、寿やを紹介してお泊り頂きました。
副:(爆笑)!
主:すごいところにお泊まり頂いたものです〜。
副:みーもきゃっとさん、ツワモノだー。どう言って紹介したんだろう。
主:たいへんよいお宿がございます、お客様。
副:たいへんトワイライトなお宿が。
主:行ってみてびびっただろうなー、お客様。さて、続きです。
その方にどんな感じだったかお話を聞いておきました。
料金は宿泊料と接待料合わせて5000円ぽっきり。
プラス税金で5250円。
(接待料って言うのがサービス料のことでしょう、きっと。)
主:安いビジネスホテル・クラスですね。
副:意外....老舗旅館だから、高いと思ってたよ、あたし。
主:立地もいいのにねえ。
領収書の上には謎のナンバー『18』が記載されています。
(もしかして今年に入ってから18人目の客なんでしょうか?)
副:これはスルドイ読みでしょう。
主:領収書、通し番号ですからね。
あ、そういえば私、母の日に電報打ったのよ。キティちゃん電報。
副:あたしはお花買った。あの....オカマの花屋さんで。
主:ああ(笑)、あそこね。えー、読者のかたは何のこっちゃとお思いでしょうが、
副主宰の家の近く、私の実家も近くなんですけど、とてつもなく物腰ヤワラカな
青年のやっている花屋さんがありまして....。
副:中央病院近くにお住まいのかたには、きっとお心当たりが。
主:話それちゃったな。で、電報打ったんだけどね、インターネットで。
副:へえ。ネットで打てるの。
主:うん。それで、そのとき私がもらった整理番号のケタの多さに大笑い!
副:何百万、もっとか。何千万?
主:14ケタ!
副:はあ!?
主:十兆だよ! 紀元前からカウントしてんのかよって感じでしょ。
副:それ、通し番号じゃないんじゃないの?
主:な、なんですって。
副:なんかの分類番号が入っているんだと思うよー。
寿屋の『18』も、そうだったらコワイけど。
主:1階に泊まった8番目とかね。
副:たった8人....でも、「まさかー」と笑えないトコがこわい。
主:でも、他にもちゃんとお客さんがいたようで。
当日、他に3名の客がいたそうです。
おじいさんとおばあさんが2人いただけで、呼んでもなかなか
出てきてくれない。
入り口は2つあるのに片方しか開かない。
(その上開く方の矢印が間違っている)
建物は意外と広く、というか奥の方に伸びていて廊下は迷路のよう。
中心に箱庭があって、なかなかの風情。歩くと床がぬけそうなぐらい、
とにかく古い。天井も低い。地震があったら真っ先に崩壊しそう。
主:老夫婦が経営されてるんでしょうか。
副:内部の様子はなんとなく予想通りだなー。
主:こういう感じの旅館、学生時代によく泊まった。京都とか奈良によくある
雰囲気だわ。足のあるテレビが置いてあるような。
副:わかるわかる。チャンネルガチャガチャ式で、スピーカーのとこが布で。
主:そうそう。そして、入り口の戸の矢印のマチガイも微笑ましい。
副:手書きの矢印なんだろうね。
部屋につくと、こたつがあり、寅の掛け軸がかかっている。
そして夜でもないのにいきなり、おじいさんが布団をひいてくれた。
(これが接待料の正体でしょう)
部屋には押し入れがあって、その中には電気スタンドが8つ入っていた。
(??????)
主:(爆笑中)
副:(漠焼酎)
主:あははは、爆笑のあまり副主宰のトコ誤変換。何なんだ漠焼酎って。
副:それよりも、や、8つの電気スタンドが〜。
主:シュールよねー。そして、昼間っから布団を敷いて接待するオジイさん。
副:こわいよーこわすぎるよー。
主:この世界は旧東口地下道の流れをくむものがありますね。
副:ヤバいなー、旧ナガオカ。
主:ディープ・ナガオカ。さて、続きです。
食事はつけられない。お風呂はよる10時まで。
建物はとにかく古い、でも、掃除はきちんとされていて
お布団もちゃんとお日様の下に干してあるようなので、
不潔ってことはなかったそうです。
最後に
「年に1回、満室になる日、それは長岡花火の日」
副:な、なるんだ、満室に!
主:寿屋を満室にするとは、花火はすごいなあ。
副:でもやっぱりニューオータニとかから埋っていくんだろうね。
主:わかんないよー。寿屋が定宿って人もいるかもしれない。
副:この電気スタンドがたまらないっ!て?
主:そうそう。寿フリーク。コトブキスト。
副:やだなあ....。
主:さっきも言ったけど、コトブキ系って、古い町にはよくある旅館だと思うよ。
ナガオカの場合、まわりがヘンにまっさらになっちゃったから、浮いてるだけで。
副:沈んでるっていったほうがよくない?
主:とにかく頑張ってほしいものです寿屋旅館。ディープ・ナガオカ最後の砦。
副:地震があったら真っ先に崩壊しそうとのことですけどね。
主:耐震構造に!って、改築したらモトもコもない。あああジレンマ〜。
副:ま、あたたかく見守るってことで。
主:そうですね...。
それではみーもきゃっとさん、素晴しいレポートありがとうございました!
副:ありがとうございました!

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