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法人税申告書別表四のように、「必要経費に算入した繰越損失金」という欄が確定申告書B第一表の「8」と「9」の間にあると分かりやすいのですが、旧申告書同様そのような記入欄は用意されていません。
設例 |
- 前年までに青色損失額が206万円ある
- 本年の合計所得が530万円ある
- 本年の所得控除額は186.26万円である
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税額計算 |
- 所得額の計算
530万円-206万円=324万円
- 課税所得の計算
324万円-186.26万円=137.7万円(千円未満切り捨て)
- 税額計算
137.7千円×10%(税率)=137,700円
137,700円×20%(特別減税)=27,540円
137,700-27,540=110,100円(百円未満切り捨て)
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確定申告書B第一表と損失申告用第四表(一)と(二)の書き方 | 確定申告書B第一表
図で確認
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所得金額の部分を拡大
所得金額には、「1」から「8」の合計額から「47」の本年分で差し引く繰越損失額の金額を差し引いた金額を記入します。
設例の場合
「1」が5,000,000円。「3」が300,000円。「47」が2,060,000円となりますので、「9」の金額欄には、3,240,000円と記入します。
所得金額項目
図で確認
その他項目
図で確認
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損失申告書第四表(一)
図で確認
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経常所得欄を拡大
経常所得欄の「54」には、確定申告書B第一表の「1」から「7」までの合計額を記入します。
図で確認
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損益通算を拡大
設例では、譲渡所得等はないので、「54」の金額をそのまま「64」に記入します。
図で確認
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損失申告書第四表(二)
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本年分で差し引く金額欄を拡大
繰越損失額から「64」の金額を差し引いた残りを「73」に記入します。
図で確認
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国税庁タックスアンサー
損失申告書の書き方
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