石といえども経年劣化はある。いずれその文字は判読できなくなる。

蓮沼村石工○○の○○はすでに判読は難しい。ムラさんは清八と読んだが。
小石川久五○の○は「漏」のさんずい偏を取ったように見えなくもないが、ここは素直に「郎」と読んでみたい。

東京などでは何故「河岸名」が銘記されたのか、今でこそ目にすることは少なくなったが武蔵野台地を侵食した川は意外と多かった。
石神井川、妙正寺川、神田川(平川)、善福寺川、藍染川(谷田川)、小石川(谷端川)、渋谷川(金杉川)などなど。したがって
当然、坂道も多い。重い石を運搬するのにこの川を利用しない手はないでしょう。川を管理する名目で税などを納めていたのでは。
ここ浮間の渡船も農民耕作のみにしか、その使用が許されなかったのですから規制はあったと思われます。





浮間ではなじみのある名前がずらりと。

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