浮間橋が木製の人道橋から最初に架け替えられたのが昭和9と昭和15年、その間はわずか6年ずつ。
立て続けに架け替えられたことがわかる。激しく変動した時代をざっと洗いだしてみる。

                                1923(大正12)関東大震災。これを期に郊外居住型に変わる。
                                1924(大正13)荒川放水路の通水が始まる。
                                1925(大正14)山手線 環状運転開始。「円タク」あらわる。
                                1926(大正15)浮間岩淵合併。
          1928(昭和 3)浮間橋架かる。     1928(昭和 3)東北京浜線 赤羽駅まで運行区間延長。
                                1929(昭和 4)世界大恐慌。翌年、昭和恐慌。
                                1932(昭和 7)満州事変。
          1934(昭和 9)鋼板鋼桁に架け替え。
                                1936(昭和11)二・二六事件。
                                1937(昭和12)支那事変。
          1940(昭和15)鉄製に架け替え。    1940(昭和15)日独伊三国同盟締結。
                                1945(昭和20)東京大空襲。



左の浮間橋の碑は小柳通義氏による書。右は浮間氷川神社にある岩淵との合併記念碑。
「浮間岩淵」「建」「大」など書体が似通っている。同一人物による書とみなしてもいいでしょう。

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