宣伝会議 2005年04月15日号 | 宣伝会議刊 | ||
◆これを読めばエリアマーケティングの全貌がわかる−−抜粋 「マーケティング」の定義に関しては,諸説さまざまですが,突きつめれば,「売れて儲かるるしくみづくりとその実行」に関する一連の活動といえます。ちなみにセールスはマーケティングの下位概念であり,販売活動を意味します。 「エリアマーケティング」は,日本生まれの発想です。その主旨は全国同一,あるいは全店一律といった画一的な売り方でなく,「郷には入れば郷に従え」で,それぞれの土地柄や地域格差といった地域の特徴を見極め,地域単位での「売れて儲かるしくみ」を創り上げていくことにあります。 地域開発は,新たな事業機会を生むとともに,市場拡大につながる大きな要因です。経済停滞期とはいっても,鉄道延長・新線開通,空港・港湾・道路整備,宅地開発,地域再開発など,地域開発事業は,全国各地で計画・実施されています。また,工場の移転あるいは進出,大学や病院の新設,バイパス道路開通といった小規模の地域開発事業は,全国各地に見られます。 |
|||
ビジスタ 2003年11月号 | ソフトバンクパブリッシング刊 | ||
独走企業はここだ (要旨抜粋) 「いま,増収増益基調にある」からといって,必ずしも将来性に富む優良企業とは言い切れない。近時ではユニクロ(ファーストリテイリング),実用品や家電のディスカウントストア,90年代にさかのぼると紳士服チェーンやホームセンターなど,超優良企業と評され,急成長を遂げた企業が急速に業績を悪化させた事例は,枚挙を問わない。 ■既存店の売り上げが順調に伸びている 好調小売業に共通する要因の一つに,既存店の堅調な売り上げ維持にある。ユニクロ失速の直接原因は,「前年比30%減ともいわれる既存店の売り上げ不振」にあった。新店開発は,出店場所という物理面,資金面,さらに人材面でいつかは壁にぶつかる。したがって,小売業経営では,既存店の業績維持が重要課題である。 ■コア・コンピタンスを生かしてのオンリー1の追求 市場の縮小期においては,価格競争のような消耗戦は,賢明な策とは言えない。優良企業の共通要因の2つ目は,コア・コンピタンス――顧客ニーズに適応し,かつ,ライバルを数段上回る自店の強みや他社にないノウハウ―――を生かし,かけがえのない店として顧客の支持を得ている点にある。 ■ドラッグストア各社の真の実力は未知数 2002年の商業統計(経済産業省調査)によるとスーパー,百貨店といった旧業態の低迷を尻目にドラッグストアが34.4%増の1万5千店舗,と高い伸びを示した。これは,消費者各自がドラッグストアで買える大衆薬を使い,自身の健康管理に取り組むというセルフメディケーション(自己治療)時代に適合した業態であることを示すものである。116社リストにもカワチ薬品,クラフト,スギ薬局,ツルハ,サンドラッグの5社がリストアップされている。ただし,ドラッグストアは,各店とも似たような店舗,品揃えやであることから常態的な価格競争に加え,出店過多の状況にある。 |
|||
ダカーポ 流通コストの見直し | PDFファイル |
原稿はAdobe AcrobatのPDFファイルでご提供しています。PDFファイルをご覧頂くためには,Adobe Acrobat Readerが必要です。お持ちでない方は,下のボタンをクリックしてダウンロードするか,パソコン雑誌などの付録CD-ROMからインストールしてください。Acrobat Readerのダウンロード(Adobeのサイト) |
「ホームページへ」 | 「エリアマーケティング」 | 「マニュアル講座」