26年度に行く前に今春の周辺校の傾向について

旧10学区

80人の募集増の一方で中高一貫になった三鷹が高校募集をとりやめた影響で、普通科の枠は縮小された。

○国立 男女とも応募者増加。男子は倍率に明確な隔年現象があり、
今春は倍率アップの年にも当たっていた。と、いうことは来春は。
男女とも最近の10年間で最も厳しい年。男子は中大付属や桐朋、女子は早実や明大明治からの流れがあった。
男子は受験棄権率がダウン。10パーセントを切ったのは15年さかのぼってもなく、
それだけ都立第一志望が多かったことをあらわしていると言える。全体の流れがここにもはっきりと。

○調布北 応募人数が120人も増えて、三鷹の募集停止の影響がはっきりみられた学校と言える。
女子は近年でもっとも厳しい入試となった。

○狛江 高倍率で安定した入試がつづいている。
男女枠定員緩和を取り入れたため、男子の合格率が78.0から64.2と10パーセント以上もダウンする厳しい入試となった。
女子はその分合格者が増えたため60.3から65.6と上がったが、それでも普通科全体の平均よりはまだ低い。
それだけ人気が高いということ。

○調布南 やはり高倍率で安定しているが、男子の受験倍率は下がっている傾向。
今春も合格率は65.8から73.2と上がった。逆に女子は受検者増加で厳しい入試になった。

○神代 1学級増加で募集したがその分以上に受験者が増えて倍率アップした。
特に男子は1.0倍台の入試がつづいた反動もあったとみられる。

○府中 倍率が安定せず男子は低め、女子はやや高めの倍率で推移。
しかし男女別定員制の緩和によって合格率は男女とも74%とほぼ同じに。

○府中西 倍率が不安定。今春は男女とも1.2倍台と低めの倍率で合格率も80パーセント前後と緩やかな入試に。

○府中東 分割前期の受検者が増えて倍率アップした。女子は合格率69.5%と普通科平均とほぼ同じになっている。

○永山 女子が高倍率。今春は1学級増で募集、男子82.6、女子64.2パーセント!の合格率だった。

○若葉総合 推薦枠を50%から30%に縮小したが、女子の応募者は増えて倍率は前年度の1.75倍から3.11倍!と大幅にアップ。
一般入試も女子が約70人増加し、やはり倍率アップした。どちらも前年度の倍率ダウンの反動がきたようである。




旧七学区

 この地域は生徒数が約130人増えた一方、
南多摩の募集停止で学級増は富士森一校だけだったために普通科の枠は縮小した。
結果男子は前年度の倍率ダウンの反動もあり、今春は多くの学校で倍率アップ。
女子はほぼ前年度並みの入試のところがが多かった。

○八王子東 女子の受験者減少。重点校で合格率が80%を越えたのはここだけ。
男子も受験者減で76.4%と普通科の平均合格率より高くなっている。
今春は受検者が町田や国分寺に移動したと思われる。

○町田 南多摩の募集停止の影響を受け、男女とも受検者増加。
男子の合格率58.5と最近の10年間でもっとも厳しい入試となった。
女子も57.1%と前々年度並みの低い合格率。

○日野台 前年度の倍率ダウンの反動と南多摩の影響で受験者増。
前々年度並みの入試になった。

○南平 ほぼ前年度並み。
男子は2年連続で合格率80%前後の同校としてはやや緩やかな入試に。
女子は普通科の合格率とほぼ同じ。

○成瀬 前年度、男女とも全入だった反動で受検者増。前々年度までの入試にもどる。
ただし、倍率アップしたがまだ合格率は80%前半と普通科の平均合格率より10%以上も高くなっている。

○日野 男子の受験者が増加して倍率アップ。
合格率が83.4%から74.7%へとダウン。
ただし前々年度70.5%よりは高いので厳しい入試という印象はない。
甲子園へあと一歩の野球部の活躍でキヨシローさんや三浦友和さん、
アンジャッシュの出身校としても取り上げられ、来春はどうか。

○富士森 受検者増加。男子は前年度全入の反動。
しかし合格率はまだ81.1で普通科平均より10パーセント以上も高い。
女子は73.9と前年度79.3よりもダウンしているが、これは前々年度並みの水準。

○松が谷(普) 受検者増加したが、
推薦枠を25%→20%にして一般枠を広げたため、倍率は若干のアップでとどまった。

○小川 今春男女とも受検者が増えているが、
合格率は男子89.3、女子86.6%と比較的緩やかな入試になっている。

○片倉(普) 男子の倍率が安定していない。
今春は前年度の低倍率の反動で受験者は増加しているが、
合格率は87.1%と90%近い高さ。
女子はこの3年間安定しており、合格率も75%前後で推移している。

○八王子北 男子の受験倍率に隔年現象。
今春は倍率アップの年だった。
女子は比較的高めの倍率で推移しているが、
前年度に倍率ダウンした反動で受験者が増加、
合格率は65.8%とやや厳し芽の入試になった。

○山崎 今春は男女とも受検者増で倍率アップ。
男子の合格率は75%とそれまでとくらべてかなり厳し入試になった。

○翔陽 推薦枠を40%から30%に縮小したため女子は応募者が減少、
倍率は1.52倍から1.65倍に若干アップ。
一般入試の方は男子の受験者が増えたが、枠の拡大に吸収されて倍率は1.32倍から1.27倍にダウン。
しかし、不合格者の数は38人と前年度の37人とほとんどかわっていない。
女子の推薦を敬遠した子が一般入試に移動せず、他校に向かったと考えられる。

○町田総合 推薦枠を50から30%に縮小、
しかし推薦応募者は前年度とほぼ同数で倍率は1.63倍から2.71倍とアップ。
同校第一志望者の約8割は推薦入試を利用したようである。
一般入試は男女合わせて約80人受験者が増えて倍率が1.07倍から1.27倍に上がった。

では来春26年度の入試について

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