塩酸て塩素と酸素じゃないよ。

水を電気分解すると陽極(+)側に酸素が、陰極(-)側に水素がたまります。
水1分子は水素原子2つと酸素原子1つからできているので、
たまった気体が2倍になっている方が水素でマイナス極、半分の方が酸素でプラス極だとわかります。

塩酸はHClで水素原子と塩素原子1こずつからできています。
しかし電気分解すると同じ量の気体がたまるか、というとそうではなくて、
片方はほとんどたまっていません。
それはなぜか。塩素は水に溶けやすいからです。
プールに入れる白いやつも水によく解けますよね。
できたそばから塩素は水に溶けて気体としてはたまらない。
だから、たまっている方が水素でマイナス極。ほとんどたまってない方が塩素でプラス極となります。

ここでひとつ確認。
「塩酸て、塩素となにからできている?」 「酸素」

気持ちはわかる。 こういう会話いままで何度もしてきました。
でも、塩酸、硫酸は酸素ってことじゃなくて水素ですから。(水素イオンが発生する酸の仲間ってことだね)
念のため。

でも酸化○○や二酸化炭素の「酸」は酸素なんだね。ややこしや

水の電気分解の説明へジャンプ
中学生のページ
こじま塾の表紙へ