「筆算その1」位(くらい)をそろえて書く
「たし算の筆算」でまず気をつけなくてはいけないのは、「位をきちんとそろえて書く」ということだろう。
2けたくらいの場合は数字が多少ずれていてもまだなんとかなるが、「答えはちゃんとでているんだから別に直さなくてもいいじゃん」と思ってそのままの状態で先に進んでいくとかなり困ったことになってくる。
「たし算の筆算」は後の学年で出てくる「かけ算」にも使うわけで、特に3ケタ4ケタのかけ算になってくるとちょっとずつのずれが積み重なって数字が完全に1ケタ違ってしまっているという場合も多々見られるのである。
対応策のひとつとして定規を使う、というのがある。(定規は線を引くのに使うだけにあらず。他の計算でも多々役に立つ使い方ができる)
上に書いた数字に定規をあててそろえて書かせるわけだが、これをいちいちやるのはなかなかたいへんなので、単純なことだがマス目のあるノートを使うのが一番よいだろう。 位をそろえて書けるかどうかというのは本人の性格によるものが大きくて、きちんと書ける子は何も言わなくてもそろえて書いているのだが、そうでない場合はまず形から入る、というわけだ。
マス目を使ってきちんと数字を書くということを繰り返しているうちに、マス目のないところにやる時にもしだいにきちんとそろえて書けるようになってくるものである。
自分の経験からして、授業で100回「数字をそろえて書け」というよりもノートをかえた方が成果があがっているように思われる。
いままで大学ノートを使っていたのに途中からかえるのは、と言うなかれ。
塾の月謝を考えたらノート代の方がはるかに安いと思いませんか?
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