「筆算その2」くりあがりをきちんと書く


 「筆算」をする場合にもうひとつ大事なのは、たし算なら繰り上がりの数字をきちんと書く、ひき算ならその位からひけずに上から借りてきた時(ほんとうは「借りてくる」という言い方もおかしいわけで借りたら返さなくてはいけないことになる。正しくは「くずす」あるいは「こまかくする」が正しい?)きちんとひとつ少ない数字を書いておくということだろう。
 これもはじめのうちはそう支障が出ないので、くりあがりを書かない習慣が身に付いた子はずっとそのまま先へ進んでしまう。
 しかし学年が上がり、計算が複雑になってくるとだんだんとまちがいの数が増えてくることになる。
 また、くりあがりを書いている子でも書いた数字が大きすぎてそれをそのまま答えに付け加えて書いてしまうという場合もあって、そういう間違いがつづくと「やっぱり書くのやめよう」ということになってしまう。
 くりあがりはきちんと書く。しかもちゃんと区別できるようにチイチャク。
 こういうことは習慣の問題で一度身に付いた習慣は先へいくほど直すのが難しい。(特にその方法でできてしまっている場合には)
 直すならできるだけ早い段階が望ましい。


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