女子美公開講座 2007年12月05日19:41

週に一回午前中2時間。通うことになりました。
女子美術大学公開講座「絵画・デザイン制作の理論と実際」
と、いっても生涯学習センターの視聴覚室で
エルネットという通信講座の過去に放送したビデオを見るだけなんですが。
カリキュラムは以下の通りです。

第1回 自画像と人体油彩の制作 
女子美術大学短期大学部教授 齋藤 研
第2回 デザイン パッケージデザインの理論と実際 
女子美術大学短期大学部助教授 伊勢克也
第3回 刺繍芸術 保存修復と制作の理論と実際
女子美術大学短期大学部教授 岡田宣世
第4回 版画 エッチング制作の理論と実際
女子美術大学教授 馬場 章 

今週さっそく1回目があったんですが、実際に学生さんが制作しているところを見ながら先生が解説をしてくれるわけです。
「この学生は1年生なんですが、モンゴルがすきで今年の夏にひとりでモンゴルに行っちゃいまして。
それで馬で移動してたそうなんですが、馬に乗ったのは生まれて初めてだったいうんですよね。
まあ、そんなかんじで絵の方も思い切った感じで。
自画像ですけど、大丈夫なんでしょうか。自信満々で筆を動かしてますから、大丈夫なんでしょう。
おっと、ここが耳になるのかな。顔らしくなってきましたね。
だいぶ出来上がってきましたね。
おっと、まんなかにべったりと。塗りつぶしてしまいましたけど、行き詰まっているのかな。
楽しそうに削ってますねぇ。そうでもないみたいですねぇ。
ここから先は編集でつないでみましょう。
ほお、こうなりますか。おもしろい」
先生の解説の方がおもしろいです。。

ダヴィンチやレンブラントなどの図版を見ながらの解説ありのときどきぼやき節が入ったり、たいへん楽しく見られました。
これなら続きそうです。
「うちは人体スケッチを重視してますが、正直言うと不人気。理由は明白。
もっとてっとり早くておもしろい授業があるから。
自分が学生だった50年前から人体モデルは古くさいという声があったし、もっと他のことをやりたかったけど、
当時の担当の林武先生から今の地道な努力がやがて実を結ぶことになると言われた。
美しいから描く、というのでは説得力にかける。なぜなら美しいものは他にもあるから。
人体の美を見る眼を養うとともに、描くことの基礎的な訓練をおこなうために、あえて女子美は時代に逆行してるわけです。
今回の講座で今まで調子よくいっている人はより新しいステップにいけるように、悩んでいる人はきっかけにでもなれば幸いです」
という感じで来週につづくとなりました。
レジメにメモをとりまくりしたんですが、急いで書いて自分でも読めないとこがいっぱいあるので、
忘れないうちに復習しとこうと日記に書いてみました。
復習だったら、ひとりでやれって?
まあ、いいじゃないか。日記だもの。


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