環境セミナー 2008年01月22日13:53

女子美の美術系の講座が終わって、今回はゴミの問題や環境問題について。
府中市はゴミのボックスがあって、いつでも出せるようになっていて便利なんだけど、
いろいろ問題もあって、近々廃止して一般の家庭ごみも有料化される方向なのです。
学校などでもホームルームの話し合いのテーマになったり休みのたびに作文が宿題になったりして、相談されることも多く。
そういうこともあり、むずかしいかなと思いながらも参加してみたというわけで。

ちなみにカリキュラムはこのようになっております。

地域の環境 森・川・海を繋ぐ環境と暮らし−その保全・再生をめざして(全8回)

1清掃工場とリサイクル 佐賀市環境下水水道部環境課課長 田中稔
2ごみを宝に! 大学と地域が進める食資源循環 佐賀大学農学部准教授 染谷孝
NPO法人伊万里はちがめプラン理事長 福田俊明
3環境とアレルギーの関係 佐賀県立病院好生舘小児科部長 市丸智浩
4職場の環境と健康 佐賀大学医学部社会医学講座准教授 市場正良
5森の環境 佐賀大学農学部准教授 五十嵐勉
森林インストラクター 吉村剛
6川の環境 佐賀県中部保険福祉事務所 田中正和
7海の環境 佐賀大学農学部准教授 五十嵐勉 
湿地環境コーディネーター 中村安弘
8佐賀環境フォーラム 佐賀大学理工学部教授 宮島徹
佐賀市環境下水道部環境課長

なおこの日記は習ったことを復習するために書いているみたいなものなので、、
自分でもメモした文字が読みちがえて意味不明なところがあったらあしからずご容赦ください。

第一回は小雨の中いってまいりました。

ゴミは嫌われる。清掃工場というとだいたい山の中や町中から外れたところにあって、
いわゆるお荷物施設と呼ばれる物です。
それをどうアピールしていくか、という情報発信のためにいろいろな広報活動をし、
また施設の見学も積極的に受け入れています。
今回の番組の大部分がその工場見学の説明に密着したものでした。
外部から完全に臭いを遮断するエアカーテン。有害物質を分解するために可燃ごみは850度以上で焼却。
灰に残ったベルトのバックルなど、鉄は電磁石で回収し、混ざったものは分離して金属ごとに取り出し延べ棒に。
最新の施設では最後に残った残土まで建材のスラグとして利用して、埋める物がないくらいのところまで利用できるようになっています。
25台ある収集車のうち15台が集めた廃油で走るバイオディーゼル車を使っていて、
ペットボトルから再生した繊維で作ったシャツや再生紙を販売してその工程をわかりやすく説明してくれています。
番組の中で説明を聞いていたおばさまたちも、建物がきれいねーとか裏の環境池にサギが飛んでくるのを見て、
あらすごいわねーとかびっくりしておられましたが、いまいち現実感がないんですよね。
リサイクル品を買いましょうと言っても最近の古紙の偽装でもわかるように、再生する方がコストも手間もかかってしまう。
よい原料が高値で輸出されてしまって逆に施設はあっても稼働していないところもあるというし。
それに、身近なはなし、ごみの処理は絶対に必要だけどじぶんの見えるところには置きたくないものです。
まあ、そういうことを考えているときにちょうどドラマで、ごみ置き場の前に住んでいる人にやらせて知らん顔したり、
町内でいちばん人のいい人にいつの間にかおしつけたりってはなしがありまして。
ただのドラマじゃないか、といわれればそうだけど、
スマップが主役で視聴率ワンツーのドラマでそういうことを取り上げてくれてるのってけっこう意味があると思ったりもするわけで。。
エコをテーマにしたバンクバンドの歌を聴いて感動してエコにもちょっと興味をもったりとか。
そんなことから買うのがかっこいい、という意識が世の中にすこしずつでも広がっていくことって大事じゃないかな、と思うわけであります。

ミーハーだっていいじゃないか
きっかけだもの

こんかいの講座の出席者が、自分を含めて5人ということを考えてもね。
そういうものです。
めげずにいくぞ、行けばわかるさ。

とまあ第一回はそんなかんじで第二回へとつづく。


第2回ごみを宝に