理科6(2)近づいてくると反発する。離れて行くと追いかけたくなる。

コイルに棒磁石を出し入れすると電流が流れる。これぞ発電機の原理。

水力発電、火力発電、その他いろいろ、タービンを回す方法は違うけど、
磁石を動かすときに使う運動エネルギーや位置エネルギーなどを使って電気をつくり、
それが電熱線を熱くする、みたいなかんじです。

原理は同じで、例えばこの装置のように磁石のN極を近づけると、反発するN極を作るような電流が流れ、
逆に遠ざけると引き戻そうとするかのように引き合うS極を作るような反対向きの電流が流れる。

毎日毎日近づいてくる相手に反発を覚えていたのに、
遠ざかっていこうとすると追いかけたくなるとか
なんかいろんなことに共通する原理ですね。
あるいは猫の動きとかでもありそうな。

それはともかく、どっちに電流が流れるかについては右手の法則。
近づいて上にN極ができるときは親指を上に立ててGOOD!
巻き込んだ爪の向きを見ると電流の向きはわかりやすい。
下にNのときはブーブーブー。巻き込んだ爪が向こう側に。

ばねで磁石が上がったり下がったりするたびにこうして電流の向きは変わります。
そのへん考えて問題解いてみてください。
都立26理科6-2

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