文字式の割合と百分率と消費税の微妙な関係。
もんだい
○○先生はツ△ヤの会員で、一年に一度更新です。
更新するとDVD、CD、ビデオのレンタルが一枚無料、
またはセルものの500円割引の特典があります。
昨年の更新時○○先生は特典で中古CDを買いました。
なぜならレンタルは時々半額になるのでその時借りればいいやと思ったからです。
それはともかく……
買ったのは山崎まさよしのCDで、
これはスマップがカバーした「セロリ」や
映画月とキャベツの主題歌にもなった
「one more time,one more chance」などが入った
「超」名盤なのです。
ちなみにこのCDには500円の値札がついていました。
さて、今年の更新で○○先生は浜崎あゆみの
「バラッド」というアルバムを買いました。
(ターミネーター3を借りようと思っていたけど、
もうちょい安くなったら買おう、と思い直したから)
浜崎あゆみのCDには1000円の値札が付いていました。
さて、そこで問題です。
○○先生は去年と今年、それぞれ消費税込みでいくら払ったでしょう。
こたえ
○○先生は冬期講習でいそがしくて更新の日までにいけなかったのですが、
後から行ってあきらめつつも聞いてみたら前後一ヶ月は有効ということで、
特典は有効だったのでした。何事もあきらめてはいけません。
それはともかく……
去年は0円。
今年は525円が正解です。
消費税は実際に消費したお金に対して発生するので、
去年は500円の値札−500円=0円だったので、
それに対する消費税も0円。
今年は1000円−500円=500円なので、
500×0.05=25円の消費税がかかる、
というわけです。
さて、前置きはそのへんにして、
(前置きかよ)
苦手な人の多い、文字式の文章題の問題。
例えば
「a円で仕入れた品物に20パーセントの利益を見込んでつけた定価を、文字式で表しなさい」
みたいなときはどうするか、ということですが。
教科書の解答では
20パーセントは1をもとにしたときの割合が0.2なので
a×(1+0.2)=1.2a円。
といのが一般的ですが、これが説明するとなかなか伝わらない。
やはり消費税で考えるのがわかりやすいように思われます。
さっきのCDでいくと、
「500円の品物に5パーセントの消費税がつくといくら払えばいいの?」
そうすると、525円って答えがけっこうすぐに返ってくるのです。
で、どういう式で計算したの?って聞くとこれが別に式とか考えずに出してるわけです。
そこで500円の5パーセントで500×0.05=25円。
これともとの500円で525円、だけど、これを一回の式でできないかな?
というわけで「500円×1.05」という式にたどり着く、というわけです。
このかたちは、2割引なら×0.8みたいなパターンにも使えます。
漠然と、「もとにする数」に1をもとにした「割合」をつけて「比べられる量」を出す、
というよりも
「いくら高くなる」「いくら安くなる」という設定だと、みんな理解が早いようですね。
まあ、そんなことは、
「当たり前だのクラッカー」ですが。
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