第9章 高層住宅の看法

マンション等の高層住宅の看法をご紹介します。
まず、マンションの各階を五行に割り当てします。

1,6,11,16階を水とします。
2,7,12,17階を火とします。
3,8,13,18階を木とします。
4,9,14,19階を金とします。
5,10,15,20階を土とします。

a. 看法1

一元の60年間を12年毎に区切り五行に分けます。
甲子〜乙亥年の12年を   水運
丙子〜丁亥年の12年を  火運
戊子〜己亥年の12年を  木運
庚子〜辛亥年の12年を  金運
壬子〜癸亥年の12年を  土運

判断は前章の三元九運と宅卦の看法と同じです。


・運の五行が階の五行を生じれば「生気」で健康に恵まれ、地位 が向上する。

・運の五行と階の五行が比和で「旺気」で財に恵まれ発展します。

・階の五行が運の五行を生じれば「退気」で財で苦労する健康を 損ないやすい。

・運の五行が階の五行を剋すれば「殺気」で思いもよらぬ災いや 事故等にあいやすい。

・階の五行が運の五行を剋すれば「死気」半吉、半凶。

現在は、 丙子〜丁亥年(平成8年から平成20年)の12年で火運 となりますから、

1,6,11,16階は水で、「死気」となります。
2,7,12,17階は火で、「旺気」となります。
3,8,13,18階は木で、「退気」となります。
4,9,14,19階は金で、「殺気」となります。
5,10,15,20階は土で、「生気」となります。

b.看法2

本命卦の五行と各階の五行の生剋をみます。

・本命卦の五行
  震命・巽命・・・木行
  離命    ・・・火行
  坤命・艮命・・・土行
  乾命・兌命・・・金行
  坎命    ・・・水行

以下の本命星と階数が吉の関係となります。
・ 階数が本命を生じる。 
・ 階数と本命が比和
・ 本命が階数を剋する


c.看法3

マンション全体の共同玄関の向きから、マンション全体の宅卦を
出します。
マンション全体の宅卦の五行と階数の5行の生剋の関係をみます。

・宅卦の五行

震宅・巽宅・・・木行
離宅    ・・・火行
坤宅・艮宅・・・土行
乾宅・兌宅・・・金行
坎宅    ・・・水行

宅卦と階数の五行が比和であれば、「旺気」で吉。
宅卦が階数の五行を生じれば、「生気」で吉の関係です。





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