自然が友・健康メモ
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04.変異原としての平面構造分子:

DNA複製(replication)の途上で、鋳型鎖あるいは伸長鎖のどちらかで、いくつかの塩基が押し出されることがある。DNAポリメラーゼの滑りによるエラーが原因であり、鋳型鎖が押し出された時は欠失が、伸長鎖が押し出された時は挿入が起きる。

原因物質には、プロフラビンのような平面構造の分子がある。DNA塩基も平面構造をしているので、これらの原因物質は塩基間に入り込み、DNA自己複製の邪魔をする。この結果、転写や翻訳が正常にできなくなり、タンパク質を構成するアミノ酸配列も大きく変化してしまう。これをフレームシフト変異と呼ぶ。