小笠原へ

 周囲の人々の厚意により、久しぶりに2航海の小笠原行きが叶った。 日程は平成20年6月19日から平成20年6月30日までの12日間である。 いろいろな経緯があるので、慎重に予定を立てていった。 6月にようやく宿を予約し、乗船券を購入したのは出発の2日前だった。
 行くとなると気になるのが船酔い。 ずっとネットで船酔い対策の記事を検索していた。 結論としては、睡眠不足にならないようにし、脂っこいものを避けて空腹にならないようにし、アネロンニスキャップという酔い止め薬を用意し、更には酔わないぞというイメージトレーニングを積んで臨むこととした。
 出発当日の19日は、ずっと乗りたいと思っていたMSEを予約していたので、間に合うようにバス停に向かおうとした。 玄関で郵便受けを見たら、何日も留守にするのだから、このカバーが邪魔ではないかと気になってしまい、ドライバーでカバーを外し始めた。 すると、外側の蓋になってる金属口が外れてしまった。 それを留めようとしたが、ネジが長くて裏のカバーの厚みがないと留まりきらないのだ。 仕方なく外側からガムテープで留めたのだが、初めからこうすれば良かった、前日にやっておけば良かったと思っているうちにバスが行ってしまった。
 本厚木駅に着いたら、青い特急列車は静かに走り出して行くところだった。 「あーあ、乗りたかったなあ!」 始発駅だからか空席もいっぱいあったのが、なんだか悲しいなあ。

 おがさわら丸は、いろいろ意見もあるが、自分はCデッキに乗りたかったので、早めに並んで順番を待つことにした。 確か20番前後の番号でCデッキの2等船室に割り当たったが、実に狭い。 往路は年に一回ある八丈島に立ち寄る便だった。 ここでも随分乗り込んできた。 680人だったと後で知ったのだが、これで定員の1000人乗ったら、一体どうなるのだろう。
 アネロンニスキャップはよく効いた。 出航後1時間で気持ちが悪くなってきたので、早速1錠飲んでみた。 飲んだとたんに胃がむかむかしなくなった。 気持ち悪くなりかけても吐き気が全くない。 これは楽だ。 実に嬉しくなる。 だが、初めてでもあるので用心して出来るだけ横になっている事にした。
 1日目はカップ麺を食べることが出来たが、2日目は横になっているだけだった。 おがさわら丸は、11時40分に二見港に到着したが、ははじま丸は予定通りの12時半出港だというので、空腹のまま待合で切符を買って待つこととした。

おがさわら丸が桟橋に 荷物を積み込んでます
乗船開始しました 犬を連れている人が多いように見えます
レインボーブリッジをくぐります 今回は八丈に立ち寄ります
底土港のお迎えです 沢山乗船して出港
八丈富士でしょうか なんとか二見港に到着です
早速荷下ろしして 急いでははじま丸に積み替えです
ははじま丸に乗る人も一杯います 出港です

一覧へ 次へ