小笠原諸島へ




  小笠原諸島は、東京から1000キロ南下した太平洋上にある島々です。

 ぼぼ亜熱帯気候に属し、固有の動植物も多く見られる、自然の宝庫です。

  私は、平成8年の9月、ここを訪れました。

  小笠原のファンになるのには、何度も行く必要は有りません。

 一度行ったら....あなたもきっと、島の魅力にとりつかれるに違い有りません。

  島に渡るには、その時も今も、「小笠原丸」という貨客船しか

 ありません。 小笠原海運という会社が、東海汽船からチャ

 ーターしている船です。 平成9年3月に、新造船が就航しま

 したが、それでも、6600トンしかありません。 以前は3400

 トンしかなく、それで外洋に出るという過酷な船旅です。

 

  つまり、船で26時間かかるのです。 以前は28時間かかりました。

 それが、小笠原の魅力の一つとも言えるのかもしれません。

  全ての物資は、小笠原丸がもたらします。

  人々は全て、小笠原丸に乗ってやってきます。 そして帰ります。

  今、空港を造るかどうか、造るなら何処か、ということで、議論が百出

 しています。 島の人々にとっては悲願なのです。

  でも、空港が出来たら、いまの風情は、きっと失われるでしょう。 その

 点は、島の人々にも、複雑な思いでいる人たちもいるようです。




またいつか、きっと来たい.....。

                

  最初の頁へ      小笠原のトップへ     滞在記の頁へ