しるべ政策研究会




 私は 菊民夫 です。 ■しるべ3月号 2006■
談議 
道洲制を見据えて

全総と道洲制の区割り!




地方分権による国の将来像は

     
道洲制は国と地方の役割分担を明確にしてこそ推進できる
都道府県
 
国土形成計画(区分) 道洲制(区分知事評価)
北陸区分(8) 北陸区分(9) 北陸中部区分(6) 北陸区分(11・13) 中部区分(9) 道洲制必要 答申評価
新潟県
富山県
石川県
福井県
長野県
岐阜県
静岡県
愛知県
三重県
県総計 3県 4県 8県 4県 6県 3県 1県
     道洲制必要:「必要」○,「必要なし」×
     答申の評価:「評価する」◎,「どちらかというと評価する」○,「どちらかというと評価しない」△,「評価しない」×,「どちらともいえない」ー


◆「人口自然減」に入った日本をどんな国にする。
 日本の国土をどのように発展させるかを、全総はその時代その時代の指針を示し実施してきた。昭和37 年をスタ−トとし5回の国土計画を打ちだし44年が過ぎた。特に平成5年の四全総の中間報告として、2 006年をピ−クに出生率の低下により人口減少に落ちると推計人口を1億2714人と予測した。予測よ り2年早まったことになる。四全総では人口減少が地域社会に与える影響を踏まえ「人口の地方定住」と 高齢化の進展」による社会資本整備を軸とした。高齢者の増大に対応するため、扶養・介護等のシステムづ くり、社会参加・自立意識の向上をはかることで、豊で生き生きとした地域づくりにはマンパワ−の重要性 を改めて認識してきた。おぼろげながら人口減に対する少子化対策、高齢化対策の日本の国づくりの骨格が 表れてきた。  2007年に新しく国土形成計画が閣議決定されると聞く、その国土を6〜9区域分割が国交省から4案 提示されている。富山は、北陸ブロック(富山・石川・福井)と北陸・中部ブリック(富山・石川・福井/長 野・岐阜・愛知・静岡・三重)の区域に入るが、道洲制との整合性をまったく無視してこの区割りや議論が 進んでいくのであろうか疑問に感じる。それぞれ重大な要素を含んでいる、国交省、地方制度調査会等の2 つの議論(区域分割)が国民に分かり難い。地方分権を推進していくなかで、日本をどんな国にしたいのか 、全総(国)の指針を待つかしまないのか・・・2006.3.5。


    日本をどんな国にする(全国総合開発計画)
  1. 1962年閣議決定(S.37)一全総〜地域間の均衡ある発展(拠点開発方式):池田内閣
  2. 1969年閣議決定(S.44)新全総〜豊かな環境の創造(大型プロジエクト構想):佐藤内閣
  3. 1977年閣議決定(S.52)三全総〜人間居住の総合的環境の整備(定住構想):福田内閣
  4. 1987年閣議決定(S.62)四全総〜多極分散型国土の形成(交流ネットワ−ク・国際化の進展):中曾根内閣
  5. 1998年閣議決定(H.10)五全総〜多軸型国土構造形成の基礎作り(21世紀国土のグランドデザイン・参加と提携):橋本内閣
  6. 2007年閣議決定(H.19)国土形成計画
  7. 2015年

    参考資料
  1. 地方制度調査会は都道府県を廃止し国を9,11,13の三区域割り案。2006.2.28
  2. 国土交通省は国土形成計画(全総)で国を8,9,6の三区域割り案を提示。2006.3.3
  3. 今後の各デ−タ−は平成17年10月1日に実施された国政調査による。
  4. 全国知事調査で道洲制「必要」27人。答申を「評価」21人。 アンケ-ト(2006.3.4)



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