四国一人旅 2002年11月25日(月)
室戸岬〜キラメッセ室戸〜マルモッタン〜中岡慎太郎館〜龍馬歴史館〜龍河洞前〜桂浜
☆2002年11月25日
室戸岬の朝
室戸の朝は、雨の中7時には目が覚めていた。
昨晩の室戸岬は、かなり荒れていたが意外とぐっすり休むことが出来た。
この部屋では、朝日の室戸岬が見えるとのことであったが、
左の写真通り、どんより波も荒い室戸岬となった。
今日の高知の天気予報は、雨のち曇り。
雨なら、雨の四国も楽しめばいい。
そう思いながら、ホテルニューむろとで朝食をいただき、
8時半、ちょっと小雨になった時に、
お世話になったお礼を言いホテルを出る。。。
中岡慎太郎像
ホテルを出発すると、すぐにある中岡慎太郎の像。
この像を見るのは修学旅行と初めての一人旅と・・・3回目だったが、
今思い返してみると、修学旅行の時もこんな感じの雨だった。
雨の中に立つ中岡慎太郎も凛々しさを感じる。
その凛々しさが少しでも分かるように、写真もアップにしてみた。
坂本龍馬とともに中岡慎太郎は
維新回天には、
なくてはならない存在である。
今回の旅もどうしても見たい、銅像であった。
キラメッセ室戸
中岡慎太郎像から国道55号線を高知市に向かうこと数十分で、
この道の駅「キラメッセ室戸」に着く。
ここは、「鯨(いさ)の郷」と呼ばれ、
クジラ資料館やクジラ料理を楽しめる食遊というレストランがあり、
ちょっと変わった道の駅である。
もう9時を過ぎ、クジラ資料館は開館の時間。早速写真にある資料館の入口に行くと・・・、
扉は閉ざされ、なんと、月曜日は休館とのこと!そういえば今日は月曜日、
調べが甘かったとはいえ、ウミガメとともにクジラにも興味があったので、
残念であった。
しかし、あまり大きな施設ではなかったので、諦めもついた。
マルモッタン
キラメッセ室戸を後にし、なお国道55線を行くと、
「マルモッタン」への案内板が見える。
高知県の北川村にあるこの「マルモッタン」は、
印象派の巨匠モネが、
「睡蓮」などの名画を生み出しその半生を過ごした、
ジヴェルニーの庭を、再現した施設である。
何故北川村かというと、その温暖な気候と美しい自然、
それにジヴェルニーと北川村の人々のあたたかい交流があって、
完成に至ったのだという。
施設はかなり広いようであったが、雨でもあり、
入口だけを撮影。
中岡慎太郎館へ
「マルモッタン」を後にして、向かうは中岡慎太郎館。
同じ北川村にあるとのことであったが、
ところどころにある中岡慎太郎館への案内標識は
小さく、
細い山道へと誘導している。
実際にかなり細い相互通行の橋を3回渡った。
しかも橋の下の渓谷はかなり深く、
まだ雨も降っており、
「本当にこんな所に?」とかなり心細くなった。
山道も険しくなった中、
ちょっと道幅が広くなった展望小屋らしきところで、
左の写真を撮ってみた。
中岡慎太郎は、ここで育ちこの風景を見ながら、
維新回天への原動力である精神を培ったのかと、
しみじみ思う。
中岡慎太郎館
その展望小屋を少し行くと、目の前に中岡慎太郎館が飛び込んでくる。
駐車スペースには、バスの枠も!
途中でバスに出会わなかったことを幸いに思いながら、
車を入口のすぐそばに止めて、早速入ってみる。
中岡慎太郎館はとても綺麗で、
車椅子や階段横に座って登れる電動イス等があり、
バリアフリーに心配りされている。
来るのは大変であるが、その内容は、来るだけの価値がある所だと思った。
道の駅「やす」
なおも55号線を高知に向かっていくと、
この道の駅「やす」がある。
細長いがかなり大きな道の駅で、
海水浴場(ヤ・シィバーク)にも隣接していて、とても綺麗な道の駅である。
ちょうどこのころから、雨も上がり日が差してきて、
気持ちの良い天気になってきた。
ヤシィパークは、椰子から来ているのか、
多くの椰子の木が植わってある。
そんな中椰子の葉を空かして、日差しを撮ってみる。
目の前は、太平洋。
海も綺麗に輝きまさに水色も鮮やかだ。
釣りもヨットも海水浴も出来そうで、素敵な海岸。
知らずに寄った道の駅であったが、
いつまでもノンビリしていたい、道の駅であった。。。
海岸の逆方向には、開通したごめん・なはり線が通る。
高架になっているので、電車からの眺めも格別だろう。
龍馬歴史館
55号線もいよいよ龍馬歴史館の交差点。
大きな龍馬の顔の看板があり、右折をする。
しかし、右折した道はそれほど広くはない。
というか、広くなったり狭くなったりという感じである。
龍河洞へも続くこの道、龍馬の派手な看板があったが、
その中でもひときは大きな看板を左に曲がると、
写真の門の中に、龍馬歴史館はある。
私にとってそこは、まさに夢の世界であった。
九州から来た学生さん達との、楽しい出会いもあった。
龍河洞前のみやげ物屋
龍馬歴史館を後にして、龍河洞へと向かってみる。
龍河洞は、高校の修学旅行で訪れた場所である。
もちろん、龍河洞の中に入る気持ちはなかったが、その周辺には行ってみたかった。
駐車場に車を止め、周囲を見てみる。
25年前に訪れたところ。
かすかな記憶ではあったが、当時を思い出せるほど、周囲は変わってなかった。
その中で2軒のみやげ物屋で、当時の話をしてみた。
微笑ましい笑顔を返してくれた。
そのことがすごく嬉しく、この旅でここに寄って良かったと思うのであった。
夕陽に浮かぶ桂浜荘
桂浜には、春野赤岡線で向かっていた。
もう日が傾き、夕陽を浴びる桂浜荘が見える。
すぐ近くにある龍馬記念館とともに、不思議な形をしている。
この姿の桂浜は、以前の旅では見たことがなく、
かなり驚いたが、
新しもの好きの龍馬にとって、この景観は嬉しいものであろう。
この道は、海岸線を走るもので、右側には海。
ところどころ海へ降りるところがあって、
そこから見える、海も綺麗だった。
桂浜の夕焼け
ほどなく、桂浜にさしかかる。
道を振り返ると夕陽の沈む姿が見える。
実は写真は、道路工事で片側通行の待っている時間に撮ったものである。
雨から始まった一日であったが、この綺麗な夕焼け、
明日の龍馬像への再会に天気の良さを予感させてくれる。
桂浜荘では、この旅唯一、夕食の特別注文をしている。
それは、龍馬御膳である。
それにその後に嬉しい出会いも待っていた。
桂浜荘
桂浜に着いてみると、高知のメルフレVさんとMさんから携帯メールが入っていた。
先日対面したVさんからはお宅へのご招待という嬉しいメール。
そしてMさんからは8時頃桂浜荘まで来れるとの、これまた嬉しいメール。
夕食後の夜の運転は出来そうもないこと、もう一度高知に来た時に伺いたいと、
Vさんに電話で伝え、
夕食後はMさんを待つことにした。
夕食前にお風呂に入り、湯上がり後の
龍馬御膳を堪能したあと、
時間よりちょっと早く
フロントに行ってみると、
小柄なMさんらしき人がいた。
Mさんは僕の写真を見ているので、
僕に気がついたのか、こちらに近寄ってくる。
そして「晃和さ〜ん、明日はいよいよですね」と声をかけてくれる。
その一言が、初めて会うのにメールまんまのMさんで、不思議な感じがしたが、
とても可愛らしく、素敵な人だった。
フロント横の食堂でお茶を飲み、おみやげ物を見ながら、明日の龍馬のことや今までの四国の旅について、話した。
僅か1時間ほどの談笑であったが、その出会いの嬉しさをかみしめながら、握手をして桂浜荘を送り出す。
Mさんも言っていたが、いよいよ明日、龍馬に会える!そう思いながら早めの就寝とした。。。