四国一人旅 2002年11月26日(火)

桂浜荘〜桂浜〜闘犬センター〜龍馬像〜龍馬記念館〜龍馬郵便局〜かずら橋〜大歩危峡



☆2002年11月26日

 桂浜荘から1

桂浜荘では、朝日が昇る前に目が覚めた。
そして部屋からは、朝日、朝焼けが・・・。
天気は完璧!である。
元気にならずにはいられない朝だ。

食堂で朝食を済ませ、桂浜荘から見える桂浜の写真を撮ってみる。
左の写真が、それである。
まさに、桂浜の全貌が上から見える。

龍馬は??
写真の森の左上にいるのだが、見えそうで見えないのが 心憎い。
もうしばらくすると、その龍馬に会える。。。



 桂浜荘から2

これは、桂浜方面から振り返って見た写真である。
すぐそばに龍馬記念館が見える。
同じ敷地内にあるのだから、当たり前であるが、
こうやってみても、そのデザインは圧巻である。

ビルを倒したような、ガラス張りの建物、
館内は龍馬いっぱいであろう。
ここもあとわずかで訪れる楽しみな場所である。  


 桂浜闘犬センター

龍馬御膳や出会いがあった桂浜荘のチェックアウトをすませ、
いよいよ龍馬との再会、やってきたのは桂浜。

さて、ここまで来て龍馬像までどうやっていくか?
ここは「土佐闘犬センター」に事情を話して、サポートをお願いしようと思っていた。
もちろんダメ元であったが・・・。

一生忘れられない、有り難い思いやりに遇うう。

正直に書く。
なんと車椅子を用意してくれ、その車椅子を闘犬センターのTさんという方が、
龍馬の銅像まで押してくれる事になったのである。
車椅子に乗ったときに、泣けた。


 桂浜

以前は龍馬像までは手すりのない階段しかなかった。
しかし今は、バリアフリーで、車椅子で上っていけるように、
闘犬センターの裏からスロープがのびる。

そのスロープを上がると桂浜の石碑がある。
真正面に桂浜のシンボルが見える。

ここで左に向きを変えると、龍馬に向かう道が見える。
ドキドキしながら進んでいくと、
高くそびえる台座の上の後ろ姿の龍馬が、
だんだんと見えてくる・・・。  

15年ぶりの龍馬との再会。


 龍馬の銅像

これが龍馬の銅像だ。
夢にまで見た、青空にそびえる龍馬だ。
しばらく感慨にふける。

Tさんが、龍馬横の櫓に登ってみようという。
私もそのつもりで四国に来たが、その櫓を見ると恐怖もでてくる。
それでもここで引き下がったら・・・、と思いチャレンジしてみる。

櫓の中にはいると、上れない階段ではなかったが、
実際、一階ほど上ってみると手すりも心細く、
階段の隙間から下が見える。

2階も途中まで来て、櫓の揺れも感じてその恐怖は爆発し、
「怖い、もう上れない」と情けない声を出してしまった。。。



 闘犬センターの方

その時、Tさんが、
「大丈夫、大丈夫」と声を掛けてくれる。
その声が「絶対大丈夫だ、とにかく上を見て上っていこう」という勇気となって、
3階4階と上った。

登り切ると目の前に、大きな龍馬がいる。
恋慕した桂浜の龍馬が、すぐそばにいる。

龍馬のところに来れたのも、
ここに上れたのも、
左の写真のTさんのおかげだ。

Tさんとは、のちに2度桂浜に来るが、その時にも会っている。
特に3回目の偶然には驚いた。
四国では、絶対に忘れられない人となった。。。


 龍馬記念館

桂浜の銅像をあとにして、桂浜荘の隣にある龍馬記念館に行く。
ここも車椅子が借りられた。
いきなり入口に龍馬の蝋人形、龍馬、龍馬の記念館だ。

特にここでは、龍馬の史実的資料がぎっしりあった。
龍馬歴史館とは、雰囲気も違い、
学術的にも、満足できる施設である。

最後の資料室にいた方に、 いろいろ話を聞いてみると、
「すぐ近くに龍馬の図柄のスタンプを押してくれる、
桂浜郵便局もありますよ」
と場所まで詳しく教えてくれたので、
声が裏返りながらもお礼を言い、龍馬記念館をあとにして、
その郵便局に向かうことになる。


 桂浜郵便局

龍馬記念館で、この桂浜郵便局のことを聞き、早速ここにやってくる。
教えてもらった道は分かりやすかった。

早速今日の記念にはがきを買い、
龍馬と桂浜がが描かれているスタンプを押してもらう。
日付ももちろん入る。

それだけでなく、龍馬の写真ハガキやよさこいのハガキもあるという。
さらに、郵カードにも龍馬の図柄が。
まさか郵便局で、これほど龍馬グッズがあるとは思わなかった。

それらはもちろん、私に購入されるのであった。


 大歩危方面へ

龍馬に酔いながらも、時間はお昼。 まだ今日の宿は決まっていない。

せっぱ詰まりながら
ガイドブック片手に携帯で今日の宿探し。
まだ高知市内なので、3時間もあればどこにでも行ける。
そんなことを思いながらもなんとか、
大歩危峡温泉のホテルまんなかに予約することが出来、 一安心。

向かうは大歩危へ。
今までは海が見える四国であったが、
これからは、山の四国を見ることとなる。

山道はを走りながら、こんな綺麗な景色の連続となる。

 かずら橋

大歩危まで来ると、 時間に余裕があったので、かずら橋を見に行く。
途中で細くなったり、ちょっと険しい山道であったが、
案内板は所々にある。

Zさんからは、かずら橋が見えるところまで、 車で行けると聞いていたので、途中にある駐車場は無視して、 橋を目指す。
途中Uの字形のすごい折り返し坂道がありびっくり、
狭いのにそこもボンネット型の観光バスが通る。

橋は車を降りずに見ることとなるが、
このようにたくさんの人が橋を渡っていた。
多くの喚声も聞こえる。
人が多くなればなるほど、
この山深いかずら橋は盛り上がるのだろう。


 大歩危峡

大歩危に戻る。
この大歩危は、三好郡山城町にある渓谷で、
結晶片岩が水蝕されてできた約8キロにわたる渓谷である。

ここは25年前の高校時代ぶりであったが、
今なおその深い緑を見せてくれる大歩危峡は、
幻想的でもあり、
自然美の素晴らしさを感じる。

この写真は、「レストラン大歩危まんなか」で撮ったものだが、
ここは大歩危の川下りの船が出ているところで、
下の川の脇を人が歩いている。

私はここで早めの夕食を食べ、
また、ホテルまんなかでの夜食用に、 おにぎりをたのむ。



 大歩危峡ホテルまんなか

午後5時に、ここにチェックインを。
当日の予約だったが、
エレベーター近くの洋室の部屋を用意してくれて、
その暖かいサービスが胸を打つ。

部屋も綺麗で、大歩危から湧き出る温泉の大浴場は、
湯量もたっぷりで気持ちよかった。

夜食用のおにぎりを早めに食べ、
フロントに行って、次の日に行く、香川や讃岐うどんについて、聞いてみる。
フロントの方は、とても親切に教えてくれる。
それだけでなく、大歩危の写真や小歩危の見所なども教えてくれた。

寂しいはずの一人旅の中で、この旅館に泊まれたことを本当に感謝する。
特にフロントにいた宮本さんには、感謝の気持ちでいっぱいである。
そして10時には部屋に戻り、明日に備えて眠りにつく。。。







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