四国一人旅 2002年12月01日(日)

足摺岬〜ジョン万次郎像〜闘犬センター〜よさこいシアター〜龍馬像〜桂浜〜はりまや橋〜 日曜市〜帯屋町〜ひろめ市場



☆2002年12月01日

 足摺岬から

足摺の朝は天気が悪く、ゆっくりしたいところだったが、
どうしてもお昼まで桂浜に行きたかったので、
今回で最も早く起き、6時半に朝食をとり、
7時にはチェックアウト、
女将さんにお礼を言い青岬を出発した。

四国でもこの足摺は最西に近いところにあり、
日の出そのものも遅いのだが、
雨空からか、しばらくはかなり暗い道を走ることになる。

その途中、道の海側に車を止め、写真を撮ってみる。
ジョン万次郎の銅像まで、こういう眺めと道が続くのであった。


 ジョン万次郎銅像

青岬の女将さんも話してくれた、ジョン万次郎。
ジョン万次郎は、中浜万次郎といい、その中浜という名字も、
足摺の中ノ浜からきている。

元々は漁師で、漁に出たときに嵐に遭い、難破したところを、
アメリカ船に助けられた事から、アメリカに渡ることになり、
その後日本に帰ってきて、勝海舟や同県人である龍馬に対しても、
影響を与える重要な人物となった。

銅像前では、雨もわずかに小雨になったので、
写真もわりあい綺麗にとれた。  

この銅像の先に、太平洋が目線の上に見えるような展望台があるのだが、
今回はそこに行かず、この地を後にした。

 道の駅「あぐり窪川」

この道の駅は、高知に向かっているときに携帯で、
Vさんが教えてくれた所である。
特にこの「豚まん」は美味いとのこと。
早速ここに立ち寄り、その豚まんを食べてみたが、
具もたっぷりで美味かった。
この道の駅に来る頃には、雨もやみ少し晴れ間も見えてきた。

おっと、Vさんとは、今日また高知で再会出来ることになっており、
高知での待ち合わせ場所と時間を聞くことが目的だったのだが、
嬉しい情報である。
さらにVさんのアドバイスにより、

須崎からは高速に乗って高知を目指す。
運転も楽で、無事12時前に待ち合わせ場所の桂浜荘駐車場に着く。


 再び桂浜

なぜ12時までにここに来たかったかというと、
26日には見れなかった闘犬を、よさこいシアターを、
どうしても見たかったのだ。
Vさんと再会し、早速桂浜の闘犬センターに行く。

桂浜に着くと、Vさんは車椅子を押してくれる。
Zさんの時にも感じたが、
こんなにも、お世話になっていいものかと思いながらも、
いつかは本人か他の人に必ずや恩返しをしようと思い、
その暖かい気持ちを受けることにする。
 
車椅子でも闘犬場まで入れるという。
闘犬場まで先導してくれる人の後ろ姿も暖かく感じる。
闘犬場は、この道の右側にあるが、正面から左に上るスロープが、
車椅子で上れる龍馬への道である。


 闘犬

闘犬は20年前に見て以来、2度目である。
その時と土俵や客席は同じようであるが、
会場そのものはちょっと変わったような感じがする。
もちろん、綺麗になっていたが 。。。

最初は、横綱の土俵入りから始まる。
土佐犬の勇姿は、迫力があり綱もよく似合う。

その後、二匹の土佐犬が登場して、闘犬の始まりである。
以前見たときよりも、かなり激しい、
闘犬だったように思う。

初めての龍馬の時に車椅子を押してくれたTさんは、
この闘犬場にいた。その再会は嬉しかった。



 よさこいシアター

闘犬が終わると、すぐ横の入り口からよさこいシアターへ。
車椅子なので、一番最後に行ったが、もう鳴子踊りは始まっていた。
しかし、出入り口が前の方にあり、一番前で見れた。

踊りは、正調鳴子とオリジナル鳴子の2部制で、
両方とも、若い5人の踊り子が踊る。
わずか5人でも、本場の鳴子踊りは素晴らしかった。

今まで、さんざん朝霞で鳴子踊りの写真を撮っていたが、
その迫力がびんびん伝わって、 何度もデジカメ撮影に失敗するほどだった。
 
最後に踊り子みなさんと、記念撮影することになったが、
一生忘れられない写真となった。
踊り子のみなさん、ありがとう!
撮ってくれたVさん、ありがとう!



 坂本龍馬像

よさこいシアターを見たあと、
Vさんの有り難い計らいで、再び龍馬像を見に行く。
雨もあがった龍馬像前。
何度見ても、嬉しい龍馬像。

空はまだ曇っていたが、
そのせいか龍馬像の色合いも若干緑っぽく見える。
こういう龍馬は、落ち着いた感じに見えて、不思議だ。

Vさんは、龍馬の目線で・・・の櫓を上り、
中の様子や上から下にいる私の写真を撮ってくれる。

その後、しばらく表紙を飾った、
龍馬と一緒に笑顔で写る私の写真を撮ってくれた。


 桂浜

龍馬の銅像から、Vさんは桂浜の浜辺まで、車椅子を押してくれる。

桂浜荘から見た、桂浜。
今は桂浜から桂浜荘が見える。

写真には、アイスクリンを売っているビーチパラソルが写っている。
もちろん、そのアイスクリンをしっかり食べた。
シャーベットみたいなアイス。 これがアイスの原型らしい。

また、左奥の岩の上では、二人の釣り人も写っている。
何が釣れるのだろうか?

写真には写っていないが、
海を見てるとマリンエクスプレスのフェリーが見える。
時間的にみると、九州の方に行く便のようだ。
明日の深夜、この船で帰ることを考えると、少し寂しい気もした。


 はりまや橋

新しいはりまや橋のむこうに、
しっかりと以前の朱塗りのはりまや橋がかかっている。

よさこい節で歌われるはりまや橋、
高知の市電の中心となっている。

Vさんと一緒に、すぐ近くで、
新旧のはりまや橋の写真を撮ったが、
やはり私の旅としては、車から撮った写真が、
よく似合うと思って、その写真をここに使った。

新しいはりまや橋は立派であったが、
やはり私は、朱塗りのはりまや橋がすきだ。


 日曜市

桂浜を後にして、高知市内に入り、日曜市を見る。
何故か今まで3回の一人旅で、かならず日曜市にあたる。
しかし今回ほどくまなく、市を見れた事はなかった。
 
ポンカンやブンタン、むらさき芋や新高梨もある。
野菜や果物だけでなく、着るものや小鳥犬まで売っている。
Vさんお勧めの途中の屋台の「いも天」を食べながら、
市を見ていく。

観光客も大勢いるのだろうが、 地元の方もいっぱいいるようで、
その賑やかさは以前来たときと変わらない。
その変わらないところが、嬉しい。

 帯屋町

日曜市の途中から、アーケードの方に向かう。
ここは商店街になっており、ここにも人がいっぱいいる。

この帯屋町商店街は、アーケードの総延長が714mあり、
そこに270あまりの店舗があるという。

夏には、あの「よさこい踊り」もここで踊られる。
その時は地方車(じがたしゃ)もここを通り、
その音響とともに、鳴子の鳴る音は、迫力があるであろう。




 ひろめ市場

ここには、海産物から農産物、スポーツ店からアロマのお店まで、
あらゆるお店が入っていて、不思議な空間だ。

そしてその中心には、総菜などの食べ物屋が密集していて、
このように食事が出来るテーブルが並んでいる。

ここで、Vさんとおやつ的な遅い昼食を食べる。
Vさんお勧めのものは、どれも美味しく、
高知の地元の味を堪能することが出来た。

この後、南国市のVさん宅に伺うことになる。
お宅に着くと、奥さんとうさぎと熱帯魚が迎えてくれる。
美味しいコーヒーと特別?なアイスをいただきながら、
カレー?の話で盛り上がる。

楽しい時間はあっという間に過ぎ、
別れの時になる。奥さんにお礼を言い、またの再会を願う。
Vさんはホテル南水まで送ってくれて、
そこでVさんとも握手して別れる。
Vさんに、大感謝。Vさんのことも一生忘れない。
 
8過ぎにホテル南水で夕食を食べ、10時前にお風呂に。
それから真夜中まで、龍馬漬けの時間を過ごしたのであった。。。






2002一人旅にもどる

四国慕情の扉にもどる

メインページにもどる