四国一人旅 2002年12月03日(火)

新高知港〜マリンエクスプレス〜首都高〜朝霞



☆2002年12月03日

 星空

12月も3日の日付になるころ、
マリンエキスプレスのフェリー乗り場である、 新高知港に着く。

まだフェリーも来てなく、
乗船手続きを済ませてまた車に戻る。
夜の波止場は寂しく寒い。
しかし夜空には、満天の星が。

まるでその一つ一つが、
四国での出会った人のように、
忘れられない出来事のように、
輝きながら、私を見送ってくれる。


 フェリー接岸

車で待っていると、ゆっくりフェリーがやってくる。
真夜中の1時、電気のついている窓もある。
慣れない船旅で眠れないでいるのだろうか?
それとも、船の上の時間を愛おしんでいるのだろうか?

この船に車を乗り入れると、
もう完全に四国をあとにしなければならない。
このとき、自然と口ずさんでしまったのが、
「南国土佐を・・・にして」である。
そんな思い出いっぱいになりながら、誘導され車は船に・・・。

船の中で、タイヤはしっかりロックされた。

 船中にて

船に乗り込んでも、船室に入ってもなかなか寝付けなかった。  
3時頃まで、起きてたであろうか?
それでも船の自販機で買ったほろ苦いビールを飲み、
船の揺れの中眠りについた。

9時頃目が覚めた。
天気は晴れ、船室の先頭に行ってみると、このように外が見える。
写真では船内が逆光になっているが、
テーブルやイスがあり、絨毯もかなり綺麗だ。



 廊下

オーシャン東九フェリーに比べて、 マリンエクスプレスは大きな船だ。
廊下もこのように長い。

奥に写っているのは、
真夜中の乗船手続きの時に、知り合ったアメリカ人の夫婦。
バイクで東日本を旅するのだという。

二人とも大柄だったが、優しい笑顔。
どこに行っても、すぐに周りとうちとけそうな、
不思議な魅力があった。

この方達との出会いが、この旅の最後となる。
四国の人でも、日本の人でもないところが・・・、
不思議だ。


 下船

帰りの船は、あっという間に時がたつ。
食事をしお風呂に入っても、
行きの船のようにドキドキする感じはもうない。
前回、前々回の一人旅の時もそうだった。

川崎着は5時半。 30分前から下船の準備に取りかかる。

アメリカ人夫婦に別れを告げ、
エレベーターで、一気に車のところまでいける。
この船を下りたら、もうそこは四国ではない。。。


 首都高速

川崎のフェリー乗り場から、すぐに首都高に入れる。
午後6時前の首都高は、想像通り渋滞。
四国でも、主要の市内では渋滞もしたが、
久々のいわゆる「渋滞」を味わった気持ちがした。

しかし都会のネオンは美しい。
変なことに感動しながら、
車の窓にカメラを固定しながら、
その模様を撮ってみる。
渋滞だからなせる技と思いながら。。。


 帰り着いて

首都高は、
中央環状をすぎ、首都5号線に入るとすんなり流れ、
そのスピード感と久々の見慣れた風景を楽しみながら、
もう迷うことなく、家路に向かう。
そして8時過ぎに自宅に着く。

その時、カウンターに目をやる。
四国に行く前に、この自宅で、ゼロにリセットしたカウンター。

1500キロには行かず、
想像よりは少ない距離だったが、一人で走り抜いた距離だ。

最後にふさわしいと思い、この写真で締めくくる。。。。。








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