2002年一人旅・宿泊施設


今回の旅で、四国の宿泊施設に9泊した。

 シティホテル・旅館・国民宿舎・民宿と出来るだけ多くの施設を経験した。
私なりの基準で予約させていただいたが、それぞれ、魅力的な面、そうでない面がある。
しかしここでは私自身が満足し、「お勧め出来る面を」ここに紹介していきたいと思う。

当たり前であるが一人旅なので、どの宿も一人宿泊が条件となる。
それに1万円以内という予算で進めてみた。
オフシーズンということもあり、ほとんどその希望に合うものであった。


☆11月23日

 徳島東急イン

徳島駅からも近く、目の前にもバス停があり、
出張や仕事にはもってこいのシティホテルである。
東急イン全体にいえることらしいが、
部屋の広さも設備も、不自由さを感じることもなく、ユニットのバストイレ付きで、そのトイレも洋式のウォシュレット仕様である。アメニティグッズも行き届いている。

この部屋にはインターネット用のテレホンジャックもあったが、
持っていったパソコンの方のネット接続の調子が悪く、
インターネットが出来なかったのが残念であった。

今回、徳島と高松で東急インに泊まったが、それはコンフォート会員になると割引得られ、 よりその割引を有効に使いたいためにというのが、動機である。

デスク上が乱雑しているのも、旅ならではの臨場感だと思ってほしい。


☆11月24日

 ホテルニューむろと

実は室戸泊は、旅の直前まで悩んだ。
旅のコースとして、もちろん室戸には行くことにしていたが、 その距離感から、もうちょっと手前か、もうちょっと高知市よりか迷ったのである。
しかし現実には、室戸泊でこの旅館に泊まれたのは正解だったと今は満足している。

このホテルニューむろとは、25年前お昼で立ち寄り、20年前泊まった旅館である。
十数年ほど前から、室戸では身体に良いとされている海洋深層水というものが話題になり、
この旅館はその海洋深層水のお風呂を作っていたのである。
出来たての大浴場は気持ちがいい。
しかも海洋深層水のお湯はとても穏やかな感じがした。

20年以上の思い出をしっかり感じさせてくれる宿のままであり、特に今回の私の旅にはもってこいであった。 そのサービスは心の行き届いたものであり、料理も美味しかった。



☆11月25日

 国民宿舎桂浜荘

ここは、修学旅行の時に泊まらせていただいたところである。
しかし、当時の建物とはガラリと変わり、
隣の龍馬記念館とともに斬新な建物となっている。

もし龍馬や桂浜に感心のある方なら、ここはお勧めである。
国民宿舎なのだが、一流旅館のごとく部屋も設備も綺麗だ。
部屋や特別注文した龍馬御膳という料理の写真もあったが、
窓からの眺望に度肝を抜かれたので、この写真を使ってみた。

大きな窓から、桂浜のすべてが見えるのである。
朝日も真正面から見える。

もし可能であれば、504号室是非泊まって欲しい。


☆11月26日

 ホテル大歩危峡まんなか

ここは唯一、旅が始まってからも予約を取っていなかった日であり、宿である。
前日の桂浜荘にいるとき、かずら橋付近の宿泊施設に予約を申し込んでみたが、 一人ということで、蹴られてしまい、当日のお昼過ぎにここに電話をして無事予約を取れたのである。

お昼過ぎの予約・・・ここは旅館なので、夕食の予約には間に合わなかったが、それが逆に 一泊朝食付き7000円という宿泊費で泊まれることとなる。
近くに「レストランまんなか」という食事どころがあるので夕食にも困らなかった。

ただ、行ってみるまではどんな部屋に通されるか心配であった。
しかし、見てください!このツインの洋室を!!しかもエレベーター近くの部屋をしっかり用意してくれてたのです。もちろんバストイレつき!ユニットバスも綺麗で広め。大浴場も大歩危温泉がひかれて、気持ちよく大満足。
それになによりこの旅館のスタッフ(若い男性なのでこう呼ばせていただく)優しさは、旅を通じても秀逸であった。
敢えて言いたいが、もし四国を訪れるなら大歩危に立ち寄り、この宿で宿泊して欲しいと思う。 必ず満足がいくものとなるであろう。


☆11月27日

 高松東急イン

初日に泊まった東急インの高松版である。
やはり駅の近くで場所も分かりやすく、泊まりやすいシティーホテルであった。
不思議なことに、こちらの方が特別のサービスがあり、料金が安かった。
同じ東急インでも、各地でそれぞれの料金サービスをしているらしい。
このホテルのフロントは、建物の1階には無く、エレベーターを使った2階にある。

そのフロントの前に、写真のごとく大きな自動販売機がある。
これが凄かった。
品数も驚くべくものであったが、そのすべてが定価販売となっているのである。
部屋の設備や備品も徳島東急インのように不自由することはなかったが、
この自動販売機の存在も、素晴らしいさには驚いた。




☆11月28日

 ホテル谷屋

道後温泉数ある中で、某観光会社のパンフレットを見て、またネットサーフィンをしていて、
この宿にどうしても泊まりたいと思い、予約をした。

家族的なサービスをするホテル谷屋。
女将の松山の話が聞けるホテル谷屋。
このうたい文句は伊達ではなかった。
フロントでチェックインをする時から、女将さんは優しい笑顔でいろいろ話しかけてくれた。
温泉はもちろん、道後温泉。気持ちが良い。
そして食事の時は、若女将が甲斐甲斐しく用意してくれる。
食後、フロントに降りていくと若主人が、気さくに話をしてくれる。
それに加わり、また女将さんが道後のこと、松山のこと、を明るく面白く話をしてくれる。
それが最高に嬉しい旅館であった。
もし一人旅をしようとしている人がいたら、是非ここに泊まって欲しい。


☆11月29日

 ホテルクレメント宇和島

前回宇和島を訪れたとき、某シティホテルに泊まり「金八先生スペシャル」をで見たぐらいの印象しかなかったが、 このシティホテルは、まだ出来て間もないらしく、建物も廊下も部屋もとても綺麗なホテルであった。
HPで、ユニットバスの写真を載せるべきではないと思ったが、ここはそのデザインといい広さといい、トイレのウォシュレット仕様といい、完璧なユニットバスと感じた。
その気持ちを決定づけたのは、この写真では分からないが、部屋との段差がないバリアフリーのユニットバスなのである。
おそらくこれからは、こういうホテルが主流になってくるであろうが、四国の、宇和島で出会うとは思わなかった。
フロントに働くホテルマン・ウーマンもフレッシュで、気持ちの良い応対をしてくれた。
夕食はついていなかったが、かなり疲れていたので、1階のレストランでの食事としたが、 宿泊者に対して1割引のサービスも有り難かった。


☆11月30日

 民宿青岬

インターネットで見つけたこの民宿。
どうしてもこの女将さんのやっている、民宿に泊まりたかった。
きっとそのHPを見れば、その理由が分かるであろう。

暖かい女将さんなのである。実際に行ってみるとさらにその暖かさがよく分かる。
そして、どこの旅館の食事よりも、ここの食事が美味かった。
特に写真中央にあるイカの丸煮。絶品だった。

お風呂も綺麗で、部屋も泊まりやすい。
ただちょっと細い山道を車で登っていかなければならないが、
それも良いドライブになろう。
足摺で宿を探そうとしている方には、ここはお勧めの民宿である。


☆12月01日

 ホテル南水

旅の最終宿泊地としたホテル南水。
玄関にも龍馬、フロントにも龍馬、右を向いても左を見ても、龍馬一色の宿ホテル南水。
そして部屋にはいると、壁がこうなっている!
龍馬好きの私にとって、泣かずにはいられない素晴らしい旅館であった。
チェックインは8時過ぎと遅めになったが、それでもイヤな顔をせず、 暖かい笑顔で食事の用意をしてくれる。
そして、館内放送のビデオも上川隆也の「龍馬がゆく」をやっていた。
松たか子の「千葉さな」や鶴田真由の「お田鶴」はぴったりだ。

大浴場にも入る、温泉ではなかったがお風呂も綺麗だ。 風呂上がり、階段に書かれている龍馬の歴史を見る。 龍馬クイズラリーもしてみる。 ああ、時間がいくらあっても足りない。
そんな思いをさせるホテルであった。
龍馬が好きな人、是非ここに泊まって欲しい。
嫌いな人は、龍馬を気にせず泊まって欲しい。





四国慕情の扉にもどる

メインページにもどる