四国一人旅 2007年11月17日(水)
宇和島〜真珠会館〜大洲〜しまなみ街道〜道後温泉〜麦酒館
☆2002年11月17日
道の駅御荘MIC
7時前には起きに起き、ほぼ7時頃朝食をいただく。
そして8時前には秋沢ホテルをチェックアウトするのだが、
実はこのチェックアウト直前、
ホテルの中で、またバックドロップ状態で車椅子ごと転んでしまった。
サポートをお願いせず、階段脇の急なスロープを一人で下りたからだ。
この時、頑張って出来ることなら頑張る必要もあるが、
危険を伴う時は、サポートをお願いする勇気も必要だと痛感した。
そんな経験をしながら、遠のく痛みの中、
ホテルの方にお礼をいい無事チェックアウトし、愛媛に向かった。
なお左写真の道の駅御荘MICは、前回の旅でも寄り、
雰囲気がよかったので写真を載せた。
宇和島の海
宿毛から宇和島までは高速も無く、国道56号線を走ることになる。
ノンストップというわけには行かないが、
逆に綺麗な海が見えると、すぐに止めて見れる良い点もある。
四国は瀬戸内も、太平洋の黒潮も、
九州を挟む宇和島の海も、
目を奪われるくらいに綺麗だ。
季節や自然の猛威に大変な時期もあるだろうが、
だからこそ、これほど綺麗な姿で普段魅了するのだろうか?
やはり四国が更に好きになる旅が出来て、よかった。
真珠会館
宿毛からここまでほぼ1時間半。
トイレ休憩をとりながら真珠を見てみる。
どれも綺麗なものばかりで良い値段になっているが、
だからこそお土産になるのだろう。
しかしここではじゃこ天を買う。
やっぱり宇和島のじゃこ天は、美味いのだ。
あと面白いところで、四国・中国地方限定の、
伊予かん味の「ぷっちょ」も売っていた。
大洲
宇和島真珠会館から更に一時間走ると、大洲へ。
昭和41年放送というからギリギリの世代かもしれないが、
朝のTV小説で見たことのある「おはなはん」の舞台がここだ。
ヒロインの樫山文枝、
幼心にも、とても可愛らしい人だと思った記憶がある。
朝のTV小説でも、大正琴?の音色のテーマ曲、
今でも口ずさめる人は結構いるのでは?。
通りの町並みの写真を載せたかったのだが、
工事中のクレー車が入ってしまったので
この写真にした。
実はここ大洲も、今までの四国旅で始めてくる場所であった。
ポコペン横丁
おはなはん通りの近くに昭和レトロなポコペン横丁がある。
日曜日には駄菓子やたこ焼き、ラムネやおもちゃ等の各お店も開き、相当な賑わいを見せるらしいが、
平日なので、そういうお店はやっていなかった。
しかし「思ひ出倉庫」はやっており、
その中は子供の頃に親しんだ品々でいっぱいだった。
更に企画展と題して、コカコーラのイベント商品の陳列や、
VANの懐かしい服や商品が並んでいて、
おはなはんとともに大洲は、
私にとって古き良き場所の印象で固められた。
来島(くるしま)海峡大橋
12時前に大洲をたち、一気にしまなみ海道を目指す。
距離的にはかなりあるのだが、
大洲から先には高速道路もあり、松山を抜け今治までも、
一時間半くらいで行くことが出来た。
午後1時半を過ぎてしまなみの手前で遅い昼食をとり、
いよいよ来島海峡大橋、
実際に渡ってみると、凄い!
写真のように、橋なのにアップダウンがある!!!
この来島海峡大橋の下にも、
その潮位と潮の激しさからか、渦潮が出来るという。
亀老山(きろうざん)展望台
今治から来島海峡大橋を渡ると、この大島にいける。
その大島の山の上に、この亀老山展望台がある。
この展望台からの眺めが、
JR四国のCM「いい日旅立ち西へ」で使われたそうだが、
山頂の駐車場までは行けるが、その先は階段があり、
私は一番上には行けなかった。
しかし山頂までの途中にも、橋を展望出来るところがあって、
そこから左の写真を撮ったのであるが。。。
その展望場所は、飛び出ておりシースルーでそこに行くのも恐くて恐くて、
左の写真は、ある意味命がけの思いで撮ったものであった。
今思うと、山頂の上の展望台まで行かなくて正解だったかもしれない。
道後温泉本館
大島を車で散策した後、
時間も3時半を過ぎてきたので、
橋を渡り今治に戻り、本日の宿泊場所である道後に向かう。
この道後で、しばイヌさんとの出会いが待っているのだ。
車も道路の流れも順調、無事道後に到着するが、
ホテルの場所はすぐ分かったが、
駐車場にどう行っていいか分からない。。。
その旨ホテルに連絡を入れると、
道後温泉本館の脇の石畳の所を入ってきてと!
メチャメチャ良い場所が、本日の宿パティオドウゴだった。
早速チェックインだけ済ませて、道後界隈に!
時計はもうすぐ5時。待ち合わせ場所はからくり時計前となった。
からくり時計
このからくり時計は道後温泉駅の前にある。
私も無事そこに到着して、
時計の見えるところでしばイヌさんを待つ。
待っている私は、実はしばイヌさんの顔は分からない。
このホームページでも顔を出している私であるから、
しばイヌさんから、声をかけてもらう待ち合わせだった。
ちゃんと声をかけてもらえるかな?などと不安な私に、
しばイヌさんは元気な声で、声をかけてくれた。
ホッとしたと同時にとても可愛らしい人だったので、
またドキドキしていると、からくり時計のからくりが、始まりだした。。。
道後温泉街
からくり時計も名残惜しく終了した後、道後温泉界隈を散策する。
車椅子を押してもらえる。有り難い。
右写真のようなお土産物屋のタルトのお店に入り、
抹茶とタルトをいただくことにした。
しばイヌさんは龍馬の大ファンで、
それが縁でネットで知り合うことが出来たが、
たとえ四国在住とはいえ、ネットだけでなく、こうやって現実に
出会うことは、まさに有り難い事だと思う。
今回の旅、そして龍馬への思いなどを話しながら、
あっという間に過ぎていく時間を惜しみながら、
道後温泉本館の前で、次回の再会を約束する。叶うといいなぁ。
道後温泉椿の湯
しばイヌさんと別れ、ホテルに戻ると「道後温泉椿の湯」の
「障害者用の憩いの湯」のに県外の人も入れると、
フロントの人が問い合わせてくれた。
ただ予約はとれないとのことで、早速そこに行ってみることに。
地元の障害を持った人が受付をされ、私を温かく迎えてくれた。
もともとは椿の湯の家族風呂として作られたらしいが、
そこが障害者のために使われるようになったらしい。
待合室があり、その先に浴室入り口が2つ並んでいて、
順番でどちらかに入ることとなる。
私が行った時は、両方が入浴されていて先客も一人、
二つ目が空いた時が私の入浴の順番となった。
それまでの間、受付の人、先客の人と、談笑することとなったが、それぞれが障害を持った身でありながら、とても明るく、目的は道後温泉だったが、話が出来て、心豊かな良い想い出となった。
さて、実際の風呂場の写真であるが、こんなに綺麗なお風呂なのである。手摺りもしっかりある。広さも充分で、付き添いが必要の場合でも大丈夫だ。
お湯はもちろん道後温泉、身体に良いに決まっている。
入浴時間は40〜50分だったと思うが、脱衣所もひろめなので、余裕を持って入れると思う。入浴料金はたしか330円だったと思う。
障害を持っていて、道後温泉を躊躇されていた方、こういう方法もある!
気持ちよく道後温泉に浸からせてもらい、受付の方にご挨拶をして、この憩いの湯を後にした。
道後麦酒館
憩いの湯から、道後温泉本館までも、そんなに距離はない。
車椅子での走りが良い夜風を感じさせるくらいで着く。
その本館の横には、道後麦酒館!!!
飲まずに帰るわけにはいくまい、
というよりここで飲む事も旅の目的だったのだ。
ここで飲める麦酒は、
坊ちゃんやマドンナがネーミングになっている地ビールで、
安いものではないが、高すぎるものでもないので、飲む。
つまみはじゃこ天に鳥の皮上げ、
何杯も飲みたくなってしまうが、グッとこらえて一杯だけ。
後はホテルに戻って、缶ビールを飲むことにしようと思っている。
そんなこんなで、麦酒館を後にして、ホテルに戻る。
旅も後半、明日が四国での最終宿泊地、道後の夜もずっと続いてほしいと思いながら。。。
着かれた身体をベットに横たえ深い眠りについた。。。