四国一人旅 2007年11月19日(金)
徳島・眉山〜徳島港〜フェリー
☆2007年11月19日
朝の眉山
四国での最後の朝、ホテル千秋閣でも、無事七時前には目覚め、
シャワー・身支度を済ませ、朝食会場へ。
このホテルの朝食は、
チェックインする時に追加で申し込んだのだが、
味・料金にかかわらず、場所という意味で
それは大正解となった。
場所、つまり朝食会場はホテルの最上階のレストランで、
そこからの眺め・景色はは最高!だったのである。
左の迫り来るような眉山の風景から
続く二枚の写真が物語る絶景、
その眺めを提供してくれた支配人の○○さんに、大感謝だった。
朝の淡路島
ここは徳島なので、淡路島もよく見える。
しかし、眉山とは反対側・・・、
その淡路島の景色が見れるよう、
食後のコーヒーを
違うテーブルに用意してくれたのが、
○○さんであった。
空の雲の感じが違うが、それが方角による日の当たり方の違い、
同じその日の朝の景色である。
淡路島もこれほど大きく見えるのは、
徳島のこのホテルならではではないであろうか?
朝の和歌山
更に続く写真には、本州の和歌山県の山々が見える。
説明されなければ、まさか徳島から和歌山が???
と思えてしまうが、
この日、空には雲があるが、透明度の高い日で、
そこは間違いなく和歌山だった。
わずかに○○さんと話す時間があったが、
私と同い年、長崎出身で、出向でこのホテルに。
今が旬の佐世保バーガーや、長崎の話しもしてくれた。
海援隊でも縁のある、長崎にも一度行ってみたいと思いながら、
この出会いの有難みを感じた朝食だった。
チェックアウト・徳島港へ
この日は10時半までにフェリー乗り場まで行ければいいので、
10時ちょっと前にチェックアウトをしたのだが、
これが最後の旅の冷や汗・ドキドキとなってしまった。
徳島のフェリーは、四国一人旅で必ず使っている。
しかし、帰りは使っていないかったのである。
ということは、乗り場から徳島中心部へは行けるが、
今回逆にフェリー乗り場に行くのは初めて・・・、
簡単に行けるだろうと、たかをくくっていたがそれは甘かった。
街の各所で見える眉山、
それとは反対側の海側への道を探している最中の一枚である。
対岸にフェリー
やっと港が見つかり、
そこへ近づくと出航するフェリーの名前が違う。
海をよく見ると、対岸に乗るべくフェリーがもう接岸されている。
そこへの道を探すと、間には橋らしいものもなく、
相当街の中心に戻ってからでしか、そちらに渡れなくなっている。
とにかく一度街の中心まで戻る。そこで時間を確認する。
10時25分、到着の遅れと、そこからの正しい道順を教えてもらおうと思い、
とにかくフェリー乗り場に電話を入れる。
電話の応対がとても親切で、「そこだったら時間も大丈夫です」といってくれ、
道も分かりやすく教えてくれて、すんなりフェリー乗り場に着くことが出来た。
無事乗船
私はその受付時間に10分以上遅れて、そこに着いたが、
まだ受付している人もいて、
慌てずゆっくりと確実に受付を済ますことが出来た。
無事受付を済ませ、車ごと乗船、誘導で車を止め、
客室への階段へ行こうとしたら、
乗務員の方が、階段に差し掛かった私の荷物を持ってくれ、
階段から客室まで運んでくれたのである。
東京でフェリーに乗り込む時は、どの四国旅でもそんなことはなく、
客室まで荷物を持って階段を上るという、
最後の必死のイベントが、
優しさの身に染みるイベントとなった。
四国・そして眉山との別れ
フェリーは無事、徳島を出航、
船尾の方を見ると、
先ほどまでドキドキしながら眺めていた眉山が見える。
今までの四国一人旅の帰還は、高知の港からばかりだったので、
今回の旅は、特にこの眉山の風景がより印象的になった。
遠ざかる眉山、遠ざかる四国に、気持ちは切なくなりそうだったが、
終着、旅の終わりまではと思い、気を張りなおした。
天気もよく波も穏やか、帰りの船は気持ちよく過ごせそうだ。
フェリー
乗船して1時間半ほどすると、
海の上で面白い光景を目にすることが出来る。
それはこの、同じフェリーのすれ違いだ。
実はこの光景も見たくて、乗船後すぐに船室に入らず、
時間を計り待ちかまえていた。
この光景、きっと向こうから見ても同じように見えるのだろう。
ただすれ違いはたった一回、
徳島を出て、一時間半ほど・・・だったと思う。
興味のある方は是非、乗船して体験してみてください(^-^)/
お風呂へ
その後レストランにて昼食を軽くとり、しばらく休んでからお風呂へ。
いくとまだ先客がいなかったので、写真を撮ってみる。
昼間、こうしてみるとこのお風呂もなかなか綺麗だ。
このカーフェリーを選ぶ人は、このお風呂が好きな人が多い。
実際にかなり混雑するし、写真を撮った後、やはり数人が入ってきて、
気持ちよく入浴している。
そんな中、帰りのこの湯船の中でも、旅の思い出を語れる人がいた。
私自身、また船の旅が好きになった。
晩餐
四国旅もこのフェリー内の食事が、最後の晩餐となる。
メニューは、今回の旅で一度も食さなかった・・・、カツ!!!
最後の最後でそれを食すのも僕らしいのかもしれない。
船酔い止めのビールとともに食していると、
「良い旅は出来ましたか?」と私に声がかかる。
あれ???と思いセルフの厨房を見ると、
料理を渡してくれる板さんの声なのだ。
「前はここに一番乗りでしたね。」とさらにニコッと。
そういえば、行きのフェリーでもこの方が板さんだった!!!
そして私のことを、覚えていてくれたのだ。
カツの味とともに、忘れられない最後の晩餐となった。
船室へ
食事を終え、船室に。
まだ7時半を過ぎたばかりなのに、テレビはこういう状態、
画面を見ていると・・・、
急に疲れが出てきて、
体中の節々も痛くなり、
揺れてない船の中でも、身体の動きが緩慢になっている。
ここまで来て、ベストを尽くすことは、無事帰り着くこと。
そう気持ちを張りなおし、
最後のビールも9時前まで飲み、
とにかく身体を休めるために早めの就寝とした。
東京到着が明け方5時、4時には身支度開始しておかなければならないのだ。