98年開幕戦(4.3)及び2・3戦の結果
開幕戦○ 横浜 8対0 阪神横浜完封快勝
開幕先発投手の川村丈夫の1安打完封により苦手阪神に対し我が横浜ベイスターズは快勝した。
この開幕戦完封は、我が横浜ベイスターズの歴史においても19年ぶりの快挙である。(昭和54年に平松が記録した)
しかも開幕戦で1安打完封となると、史上3度目という素晴らしい記録である。
私は、開幕投手を「三浦大輔」と予想したが、その事に眼力の乏しさを反省すると共に、あらためて、「川村丈夫」という投手の見方を変えた。そう、今年の優勝に無くてはならない、大事なエースであると!!
さて、打線の方であるが、やはり驚異のマシンガン打線は、開幕から最高のスタートを切った。しかも新外国人「マラベ」の打撃はすごかった。3安打3打点本塁打1本、ものすごい助っ人である。
ここで最も大切なことは、苦手阪神に対し、このような試合が出来たことである。
さて、まず開幕戦のオーダーを振り返ってみよう。
開幕オーダー
打順 | 守備位置 | 選手名 |
1 |
センター |
井上 純 |
2 |
ショート |
石井琢朗 |
3 |
ライト |
鈴木尚典 |
4 |
セカンド |
ローズ |
5 |
レフト |
マラベ |
6 |
ファースト |
駒田徳広 |
7 |
サード |
進藤達哉 |
8 |
キャッチャー |
谷繁元信 |
9 |
ピッチャー |
川村丈夫 |
先頭バッターは、なんと井上純であった。
このオーダーに関しても見事予想を外してしまった。
走ること、守備に関しては、文句など無いが(実際ファインプレーをした)、やはり、打撃に心配はあった。
しかし、選球眼の良さからファボールや、内野安打に魅力はある。
「新外国人のマラベに関しては、やはり未知数であり、開幕してからの内容を見るしかない」と書いたが、開幕3連戦を終えて、横浜にはなくてはならない、新戦力となった。今後、各球団のピッチャーを苦しめることであろう。
波瑠が帰ってくるまでの間、このマシンガン打線で、十分乗り切れることであろう。
開幕戦(4.3)横浜対阪神 横浜球場
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 |
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
阪神 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
横浜 |
0 |
0 |
0 |
4 |
2 |
2 |
0 |
0 |
× |
8 |
やはり、上に書いたとおり歴史に刻める最高の開幕戦であった。
第2戦○ 横浜 4対2 阪神 浜の大魔神登場
第2戦(4.4)横浜球場
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 |
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
阪神 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
2 |
横浜 |
1 |
1 |
1 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
× |
4 |
第2戦は新外人マラベが、今日も3安打3打点と打ちまくり、苦手阪神から今日も点を荒稼ぎする。投げては、開幕戦登板を予想した「浜の番長」こと三浦大輔が登板6回を2失点に抑え関口、島田と継投し、いよいよ浜の大魔神佐々木の登場。今シーズンの押さえを心配させぬ直球とフォークボール、もちろん9回を2三振と、見事に締めくくり、開幕2連勝となった。
第3戦○ 横浜 2対1 阪神 延長戦にも強い!
第3戦(4.5)横浜球場
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 |
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 計 |
阪神 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
横浜 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1× |
2 |
第3戦は一転して接戦となり、延長戦へともつれ込む。
苦手阪神に対し、昨年まではあっけなく負けてしまう横浜だが、今年は相手ピッチャーの隙をつき、サヨナラ勝ちへと持ち込む。今年の横浜ベイスターズは何かが違う。やはり選手達全員が優勝を意識した戦いをしているためであろう。
先発は左腕の野村であったが、このもつれた試合の勝ち投手となったのは今シーズン先発も期待され、新人王候補でもある横山道哉である。
これで、4年ぶりの開幕3連勝である。次の対戦相手は昨年のチャンピョンチームのヤクルトスワローズ、この勢いをぶつけて頑張ってほしい。
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