父親は目覚めない


【その1】

生後1ヶ月。

谷口の実家にお泊まりに行った時のこと。

なっちゃん、寝ない、寝ない。

が、

お義父さん「昨日、菜月はどうだった?寝たか?」

ダンナ「おお、よぉ寝よったで。2時に1回起きたけどな。」

私「.....」

お義父さん「ほうか、そりゃよかった。だいぶ夜も寝るようになったんだな。」

こうして、この話はめでたしめでたしで終わったけど...

「2時に1回起きた」後すごぉ〜く何回も起きたことを父親は知らない。

よぉ寝とったのは、お父さん、あんただけよ。

昼間っからええ気な親子

(生後2ヶ月)

ちっちゃな菜月とでっかいとーしゃん

(生後2ヶ月)

【その2】

私「自分は夜中、1回か2回しか目が覚めんもんだから、平気で『昨日はよぅ寝たよなぁ』って言うんじゃ。よう寝とったのは、あんただけだっちゅうに!」

実家に帰って、にーちゃんにそう話したら、

「夜中に1回か2回?うそじゃろぉ?」

というので、

「そうじゃろ?あんなにぐずっとるのに、ぜんぜん気づかんなんて...」

と言ったら

「うそじゃろ?わしなんか、1回も気づかんで。いや、ほんま、まじで!」

と言われた。

「男の人」とお話するのはやめようと思った。

 

 

このほっぺは誰に似たのかなぁ?

(生後4ヶ月半)

くすぐったいやん、とーしゃん。

(生後4ヶ月半)

【その3】

3人は同じ部屋で寝る。

ま、2つしか部屋がないんだから必然的にそうなるわけだけど...

しかも、なっちゃんはちっちゃいのでまだ添い寝は出来ないし...

それ以前におふとんを3つ並べるなんてスペースは我が家には存在しなかったりもするし...

ということで、父母は並んで寝、なっちゃんはその頭もとでで〜んと寝る。

夜、なっちゃんは何度か目を覚まし、お乳を飲む。

おなかが減って目が覚めるんだから、もちろん泣く。

が、

ダンナ「最近、慣れてきたんかもしれんけど...」

私「ん?」

ダンナ「最近、慣れてきたんかもしれんけど、夜ぜんぜん目が覚めんよぉになったわ。」

私「.....」

わたしゃ、また「ぐずっても慣れてきて寝れるようになった」というのかと思ったら、「ぐずっても慣れてきて気づかないようになった」のね...ふぅ〜ん。

せっせぇせぇ〜のよいよいよい♪

(生後7ヶ月)

とーしゃんと『電車でGo』なのだぁ

(生後7ヶ月)

【その4】

生後3ヶ月半。

ようやく、朝は朝らしく起き、夜は夜らしく寝るようになったなっちゃん。

必ず夜中お腹が減った、と1回、2回は目を覚ますものの、飲めば納得してまたぐっすり眠りにつく。

が、

私「昨日はめずらしく夜ぐずったよね。」

ダンナ「.....」(記憶にない)

私「最近はよく寝るようになったもんね。」

ダンナ「.....」(いつからそうなのかわからない)

私「昨日はどうしたんだろうね。」

ダンナ「.....」(何があったかわからない)

 

ダンナ「なっちゃん。昨日はぐずったんでしゅか?」

(返答に窮して、なっちゃんに逃げる)

な「はぁ〜あ〜」

(朝はいたってごきげん。別に返事をしているわけではない。)

 

「父親」というものは、目覚めない人種らしい...

なんだか、とーしゃんに似てきたぞぉ

(生後7ヶ月)

とにかく眠いのだぁ

(生後7ヶ月半)