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グレートオーシャンロードに向かう
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今回は、バイクをレンタルしての旅です。メルボルンにある「サザンクロス・スポーツ」にてXJ900をレンタルしました。実は、以前に弟がここで同じXJ900(仕様が違うが)を借りて。オーストラリアを1周しています。その影響もあって、海外ツーリングを夢見ていました。ただ、期間が最高でも9日間しか取れないのが、社会人の常です。本当はオフ車に乗ってアウトバックのダートロードを思う存分に走りたいけれども、短期間のツーリングでは無理なので、オン車を借りて、ビクトリア州の風光明媚なところを中心に駆け回りました。
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ロンドンブリッジ(絵はがきより)
昔は左手の部分がつながっていて、
眼鏡橋のようだったようですが、
海蝕が進んで落下してしまいました。
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まずは、メルボルンより南に走りグレート・オーシャンロードをめざします。オーストラリアは左側通行、バイクもヤマハだし、交通マナーも良いのでツーリングの気分は国内とそう変わりません。ただ、広さ(アウトバックではないので圧倒的と言うことはないが)と、車の少なさは最高です。たまに羊が出てきて道をふさいだりするのもご愛敬ですよね。
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マラコータ(レイクエントランス東部)海岸
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瑞々しい景色ですね。グレート・オーシャンハイウェイのツーリングを終えて、一旦メルボルンに戻り、東へと向かいました。ここらあたりはニューサウスウェールズ州との境目あたりです。レイク・エントランスなど、河川が海に流れ込むあたりの砂州を中心とした風景が広がります。陽光燦々、空気は乾いていて、テイクアウトでミートパイを食べながら飲むフォスター・ビールが最高です。
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マウントオベロンへの道
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サウスギプスランドの南側にそびえるマウントオベロンに向かう道です。海は南氷洋につながる湾です。どこか景色が日本海していますよね。オーストラリアというと、私が好きな赤い大地と乾いた空気の内陸部か、日本人一杯の緑豊かで明るい東海岸が目に浮かびますが、こんな鄙びた風景もあるのです。後に行くことになる、南アフリカの喜望峰あたりもこんな感じの景色が広がっています。日本人は、海・山・緑の取り合わせにたまらない郷愁を感じるのではないでしょうか。
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サウスギプスランドのローカルな道
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観光客があまり訪れない地方で、バイクに大きな荷物をくくりつけて走っているといろんな人から声をかけられます。まして、それが東洋人ということなのでなおさらです。マラコータもオベロンもそんな会話の中から行くことをきめた場所でした。やっぱり旅をするには、バイクは最高の乗り物ですね。空気を感じることができるし、機動力は高いし、国内でも林道ツーリングにはまりだし、休みといえばどこかに出かけていた頃だと思います。
林道ツーリングと海外一人旅が、私のエネルギーの源泉であることは間違いないし、人生そのものへの影響も計り知れないものがあります。そんなことを思い出したのがこの頃なのかもしれません。
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