いよいよ明日、最初のゲストをお迎えすることになります。計画発表から2年弱、まさに万感の思いを込めての受け入れになります。
さて、ゲストをお迎えするにあたってみなさんには大変な緊張感とそれにも増して「私たちにちゃんとできるのだろうか」という心配な気持ちがあると思います。新しい物事に取り組むとき、未知の何かに挑戦する時、人は誰でもそういう気持ちになるものです。でも、既成の概念にとらわれて安全な枠組みの中で対処しようとすると、決して旧来のやり方を変えることができ ずに活力のない動きになってしまいがちです。みなさんにはこのような業務の進め方はしていただきたくない。過去に前例を求めて取り組むのではなく日を見つめて業務にチャレンジしていただきたいと考えています。 「明日何があるかわからない」と言うと日本語では往々にして悪い意味で捉えられてしまいがちですが、私はむしろみなさんには良い意味で考えて欲しいと思っています。「車椅子だった方が歩けるようになる」かも知れないし「失語症の方が言葉を取り戻す」ことがあるかも知れません。毎日ケアするにあたって、ゲストの方々にとっての「明日」が「今日の延長としての明日」ではなくて「今日とは違う明日」であって欲しいと願っています。私自自身は、この「明日何があるかわからない」というプラス思考の期待感が『ときめき』ではなかろうかと考えています。
今、福祉は激動の時代です。『介護保険導入』と『社会福祉基礎構造改革』で、今まで培われてきた福祉の体制が大きく揺れ動き変わろうとしています。歴史を振り返って見てみると新しい規範は、混沌とした中から必ず産まれてきています。私たちの働く福祉業界が今この混沌の中にいるのです。このようなときに大切なことは、その組織体が「何をめざしているのか」「どのようにして社会に役立っていきたいのか」「働く職員に何を求めているの 」をしっかりと持っているかどうかということなのです。幸いにも私たちには、偉大な先人である賀川豊彦から受け継ぐ「愛と協同」という素晴らしい基本理念があり、先行施設での4年間の歩みの中で培い実践してきた「三つの基本方針」があります。この基本理念と基本方針を職員全員が自らの職務内容において実行できるように日々努力し、そして将来に向けて体制や気運を形づくっていくことこそが、私たちオープニングスタッフに課せられた課題だと考えています。
「最初の一歩」を刻む私たちに課せられた責任は大きく重いものがあります。しかしながら、自分たちで形づくっていくという楽しみや喜びはなにものにも代え難い魅力溢れたものなのです。
一緒にがんばりましょう! めざすは日本一の施設です!!
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