TIME



恋するマドンナ
シベールの日曜日(TIME)
ALIBI
Olive
Tender Blue
女神(ミューズ)の悪戯
アデュー
昼下がりのロマンス
微熱
時のたつまま(As Time Goes By)


   『Shanpoo』までは、年に必ず1枚のペースでアルバムを出していたゆう子姉ですが、この『TIME』発表までに、しばらく活動情報が入らない期間がありました。それというのも、この頃ゆう子姉は交通事故にあって入院していたらしく、FMやTVなどの媒介で聴く(見る)こともなくなっており、退院後出演していたFMなどでしゃべっていた内容をつなぎ合わせ思い返してみれば、結構ひどい事故だったらしく(追突されたらしい?)、意識を失い自らの血の匂いで目を覚ましたという恐ろしい体験をしていたようなのです。。車好きの彼女だったからこそのエピソードだと思いますが、、メジャーなシンガーだったら大変な話題になっていたことでしょうね。
 さて、同じFM番組の中で「入院中にはレンタルビデオ屋さんで借りてきた古いフランス映画をたくさん見た云々」と、しゃべっていた記憶もあります。そうして作られたのがこのアルバム『TIME』なのでしょうね。確かに「シェルブールの雨傘」や「カサブランカ」のシーンが目に浮かぶ詩もありますし、アレンジもゆったりとしたフレンチポップス調のものが多くて、アメリカ的なダンサンブルなアルバムだった『Shampoo』と好対照を見せています。
 私は、けだるい日曜日の朝、♪恋するマドンナのイントロを聴くと、幸せでのんびりした気持ちになります。
オルフェの涙
コンサート案内
コンサートの案内はがきです。
1985年のようですね。
ゆう子姉のコンサートには数回行きました。アマチュア時代には、雲竜ホールやヤマハホールなどの小さいところでやっていたようですが(残念ながらその頃は知りません)、本格デビューすると「愛知勤労会館」がホームグランドだったような気がしています。大阪では「厚生年金会館中ホール」でした。地元名古屋では結構満席近くになっていたけれども、大阪では中ホールで、その上2階席は解放せずにいえ、それでも6割くらいの入りだったように記憶しています。
 それでも、ゆう子姉は一生懸命歌ってくれました。♪とどけ・愛のピアノ弾き語り、ダンサンブルナンバーでのぎこちない振り付け、そして、お茶目なトークと、マイナーだけれどもシンガーソンングライターとして、オリジナル色豊かな「ゆう子ワールド」を作っていたと思います。アンコールもダブルはあたりまえ、のりがいいとトリプルもあったし、ファンと共に過ごす時間が、ゆう子姉にとっても私たちファンにとってもかけがえのない時間だったのだと思います。
 今となっては、貴重なビデオソフト、『タイム・ワールド』でしか、ゆう子姉の歌う姿を見ることはできませんが、叶うことであるならばもう一度、♪とどけ・愛を、♪ニューヨーク・ヒロインを、♪ダンス・ダンス・ダンスを聞いてみたいものです。

 
 



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