●霧多布湿原・浜中駅

・2002年7月13日作成
・2003年7月27日修正
訪れた日 1988年9月2日
1989年9月5日
1995年8月15日〜16日

霧多布岬は、厚岸連立自然公園の中にあり、正確には湯沸岬と言う。今日は霧の代わり に太陽が出ているが、この岬は、霧が多く発生するために霧多布岬(キリタップ岬)と呼ばれるようになった。名前からロマンチックな感じがするので、人気がある観光地のひとつだ。

バス停の霧多布から岬までは結構遠い。自転車を借りて先に進む。道は丘を越えて行かねばならないので、勾配が結構きつい。丘に登れ ば、あとは岬まで、牧場の中の道を走ってゆくだけ。牧場と言っても、ここのは馬が中心 で、おそらくサラブレッドではないと思うが、なかなかロマンチックな眺めだ。やはり北海道で、丘の上から広い牧場を眈めると、視界を埋るものは何もなく、地平 線まで見通せる。不思議な事に、丘の上には凸凹が全く無く、妙な地形だ。その365度の大平原の中を乗るのは快適!快適!、北海道は初めてではないが、こん な長閑な風景には感動ものだ。

岬に着く前に展望台があった。広い駐車場にはバイクが数台いるだけでガランとしてい る。そこから、浜中湾を通してムツゴロウの動物大国が見える。いよいよ岬に着く。 岬は海に向かって飛び出した恰好で、そこに湯沸岬灯台が先にポツンと建っている。 灯台の下まで行って見回すとすと周りは全て海だ。かなり高い位置にあって下を見ると怖い。 周りの岩は、岩というより石柱という感じで、そそり立っている。 この辺りは昔はトドが多く見れたそうだが、乱獲で滅多に姿をみせる事はないそうだ。

灯台よりさらに先に進めて、最突端に行ける。今日は、海も鏡のように静か、波の音 も優しい。周りの、浸食された岩石からは想像がつかない。 霧夕布岬の名前から、霧に包まれ、凰や波が強い景色を想像していたが、今日は雲こそ少し多いが、大腸も顔を出していて気候も温かい。


また、霧多布湿原の眺めはお勧め。釧路湿原は広大だが、川の蛇行が見える場所は少ない。その点、車で行ける琵琶瀬展望台からだと、気軽に湿原の中を流れる川の蛇行が見る事ができる。振り返れば太平洋が見える筈である。

ボーっと立っていたら吹っ飛ばされそうな強風の中を歩いて、展望台に辿り着く。期待はしていなかったが、この強風の為、もの凄い勢いで霧が流れていて、ハッキリは見えないが、広大な湿原と、そこを流れる川の蛇行が見えたのには感激。釧路湿原などよりはるかに素晴らしいと絶賛されるだけあって、その景色には感激するものがあった。晴れていればどれだけよかったと思う。


ケンボッキ島へ


霧多布岬は奇岩が多かった
晴れていたので、霧多・・・というイメージは感じられなかった
遠くに見えるのはケンボッキ島か
有名な琵琶瀬展望台からの眺め
浜中駅は寂しい駅だったがキオスクも営業中だった。


http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume/my_hp.gif (6911 バイト)


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