●矢岳越え(/3) 矢岳駅 三大車窓

・2003年11月30日作成
訪れた日 2003年11月22日
 
2/3へ  

前ページから

ここからループ線を通って高度を上げる。一瞬、大畑駅を遥か眼下に眺める事が出来るポイントもあるのだが、タイミングラグのある旧式のデジカメでは撮る事が出来ない。20分ちかく山を登り、景色が高原のようになった頃、矢岳駅に到着する。ここでトイレ休憩で2分停車との事。本当に観光バスだ。

矢岳駅も古びた木造駅舎が残り旅情たっぷりの駅である。ここも集落とよべるようなものは無く、まるで鉄道のためにある駅だ。延々と峠を登ってきたので桃源郷のようにも感じる。蒸気機関車も保存されており、駅全体が公園のようになっている。運転士さんは、乗客の数を確認して出発。

ここまでの旅でも充分満たされているのだが、ここからが最大のハイライト日本三大車窓だ。矢岳トンネルを抜けて冒頭の景色が広がった。霧島連山はクッキリ見え、普段は見えない桜島も見える。えびの盆地はまるで高原のようだ。

「ここの景色は日本三大車窓で・・・・」と運転士さんが案内する。それは良いのだが、「この列車は観光列車では無いので速度は落としません」との事だ。丁度、下り勾配に指しかかったので列車は登りの苦しさが嘘のように高速で転がり落ちてゆく。折角の景色も一瞬の出来事であった。旧式のデジカメではその景色を上手く撮る事が出来ず。写真ではその雄大さを説明する事が出来ないのが残念だ。

次ページへ


窓が汚れているのが残念
矢岳駅
矢岳駅に停車中の普通列車
まるで旧家の軒先みたいな屋根
これが日本三大車窓(肝心の霧島岳の全容が撮れていない)
2/3へ  

http://www2s.biglobe.ne.jp/~kurume/my_hp.gif (6911 バイト)


back