痔に関する言葉

痔の種類

主なものは、俗に「いぼじ」といわれる内痔核、外痔核、脱肛を含む痔核の系統と、「切れ痔」といわれる裂肛の系統、肛門周囲膿瘍、痔瘻に代表される痔瘻の系統の3つに分けられます。

痔核

裂肛

痔瘻

便秘

痔核裂肛には便秘が大敵です。 便秘を治すためには、規則的な排便食事に気を付けましょう。

緊急的な便秘の治療には下剤を利用します。 効果は6〜8時間後に現れるので、寝る前に下剤を服用し、朝に排便するのが普通です。 ですから、夜中にトイレに行ったり、逆に下痢を起こしてしまうときは、薬が強すぎると思いましょう。

食事について

まず、朝起きがけに、コップ一杯の水か牛乳を飲むと良いです。 また、食事の際には繊維の多い食品(レンコン、ニンジン、イモ、豆、穀類、海草、キノコ類)をよく噛んで食べましょう。 生の状態ではあまり量が取れません。 煮込めば失われるビタミンもありますが、繊維の量だけを考えれば煮込んだ野菜の方が良いです。 便を柔らかくする食品(牛乳、リンゴ、プルーン)なども同時に取りましょう。 さらに繊維を膨らませるため、水分を十分に取りましょう。

香辛料は血管を拡張させ、便を固くするので痔にはあまりよくありません。 しかし、食欲を増進させる効果もありますので、少量であれば差し支えありません。

アルコールは血管を怒張させ、血圧を上げることにより、痔核をてきめんに悪化させますので、是が非でも断ってください。

排便

痔核の治療は、便秘をしないこと、短時間に排便をすますことが必要です。

できれば、朝食後に排便の習慣を付けた方が良いです。 食後、15〜30分は消化のため便意を催しやすくなります。 そのためには早起きの習慣を付ける方が良いです また、便意があるのに我慢することは、便秘につながります。

排便の方法は、洋式便器の方が余分ないきみが少なくて良いです。 できれば、5分以内くらいに終わらせましょう。 トイレで新聞を読んだりするのはよくありません。 痔核がある場合、残便感があり、それを出そうとしていきめばいきむほど、痔核はさらに大きくなります。 一度、排便を中止し、それでもまだ残っていればもう一度トイレに行きましょう。 短時間に排便を済ませるためには、腹筋の力が必要ですので、適当に腹筋を鍛える方がよいです。

排便後にお尻を清潔にすることがきわめて大切です。 ウォシュレットがあればそれを利用しましょう。 紙ではきれいに拭き取れなかったり、弱った肛門の粘膜を傷つけてしまったりします。 トイレの後に風呂場で洗浄しても良いです。 外出時には濡れティッシュを用いて拭き取りましょう。


出典


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