− 高校生クイズ豆データ −





このページでは、過去の高校生クイズの予選で実施された特殊なルールについて説明する。

●インターネット予選

ここでは28回で実施されたものについて記述する。指定された日時の間にクイズ300問を解答し、正解数が全国1位のチームが全国大会に進出する。勝ったのは愛知県の東海高校。


●スーパーオリラジチャンス

第27回で実施。島大会を除く各地区大会決勝の敗者から1チームを選抜し、計13チームが全国大会に先駆けて東京で行なわれる「スーパーオリラジチャンス」に挑戦。勝利した1チームが全国大会に進出する。この枠を争う事となったのは下記の13チーム。

北海道ブロック私立北嶺高校
北東北ブロック岩手県立花巻北高校
南東北ブロック山形県立山形南高校
北陸ブロック福井県国立福井工業高等専門学校
関東ブロック茨城県立水戸第一高校
富士山ブロック静岡県立富士高校
中部ブロック岐阜県立大垣北高校
近畿ブロック奈良県私立東大寺学園高校
中国ブロック島根県立出雲高校
四国岡山ブロック香川県立高松高校
北九州ブロック福岡県立小倉南高校
南九州ブロック鹿児島県私立鳳凰高校
沖縄ブロック私立昭和薬科大学附属高校


そして8月13日の朝7時40分頃、スーパーオリラジチャンスは『ズームインSUPER!』内での生放送で行われた。ルールは1ラウンド2分のタイムレース早押しクイズを2ラウンド行ない、タイムアップ時に最もポイントの高い1チームの勝ち。お手つき・誤答は1回休み。その結果、福井工業高専が単独3ポイントで勝利し最後の全国大会進出チームとなった。


●「島」特別大会

第26・27回で実施。沖縄本島を除く本土と橋で繋がれていない離島の高校に在学する生徒にペーパークイズを配信し、答案を指定された日時までにFAX送信。最高点を獲得した1チームが全国大会に進出する。


●23・24回の「特殊予選」

この回では通常の地区大会以外とは異なる方式の予選も行われた。ケータイでクイズに挑戦する「インターネット(ケータイ)予選」、送られたビデオから一芸に秀でたチームを選出する「一芸予選」(選出された「一芸」にはジャグリング・手品・ピアノ背面弾きなどがあった)、新聞に掲載された文章穴埋め問題(解答は番組公式HP内にあった解答フォームに入力・送信する)に一番早く正解したチームが全国大会に進出する「新聞予選」(これは23回のみ。ちなみに問題は2003年6月27日の読売新聞朝刊に掲載)が行われた。


●大敗者復活

第21回で実施された。全ての地区予選終了後、全国の全敗者を対象に抽選を行い、当選した1チームが全国大会に進出する。選ばれたのは東京都私立桜蔭高校。


●特別地区大会

第3・5・19・20・22回で実施された。3・5回の正確な選考基準は不明だが、いずれも離島の高校が選ばれた事から本来の予選に参加できない遠隔地という事で選別したと思われる。19回では応募者数の多かった学校を選び、その校内でクイズを行って勝ち抜いた1チームが全国大会に進出するシステムで、埼玉県私立淑徳与野高校と佐賀県立鹿島高校が選ばれた(この2校が関東・九州大会に重複参加できたかは不明)。20回では「特別県大会」と銘打ち、応募者から自分の県の推薦文等を募り、その中からスタッフが選抜。その県内で予選を行い、その県からは2チームが全国大会に進出する。「特別県」には和歌山県が選ばれ(この回の和歌山県の高校生は近畿大会に出場できない)、会場は近畿大学附属和歌山高校グラウンド。そして代表になったのは2チームとも近大和歌山だった。22回ではニューヨークを会場とし、現地の高校生(クイズに支障が無い程度に日本語能力があることが条件)を対象に行った。大会は個人戦で、決勝を勝ち抜いた3人が「アメリカ代表チーム」を結成して全国大会に進出した。それぞれ通う高校(ハイスクール)が異なり、「同一校の三人一組」が鉄則の高校生クイズにおいて唯一の例外である。


●運大王

各地方予選の決勝終了後、クイズとは関係なく「運だけで」全国大会へ進出できるシステムで、第17・18回で実施された。17回では予備抽選で選ばれたチームが運試しゲームに挑戦し、当たりを出したチームが運大王となる。基本的に出る確率が2分の1になるように設定されていたため(ただし、関東だけは必ず2チーム出るようにした)、北海道・東北・中国・四国岡山ブロックからは運大王は出なかった。18回では全ての予選で「名前ビンゴ」が行われ、最初にビンゴを決めた人がいるチームが運大王となる仕組みだった(同時にビンゴとなった人が複数チーム出た場合は、当該チームを対象に2人目のビンゴが出るまで行う)。


●第19・28回のYES−NO(○×)クイズについて

この回の各地区予選のYES−NO(○×)クイズは全チームに対して7問出題し、正解数の多い順に定数まで勝ち抜けというものだった(ちなみに同様の形式は14回の四国岡山・18回の九州でも行われている)。ボーダーライン上のチームに対し19回では「補欠合格決定戦」(内容は5〜7ポイント先取の3択や近似値など地区によってまちまち)によって残りチームの勝敗を決めていたが、28回では全チームを勝ち抜けとした。各県ごとのボーダーラインとなった正解数を下図に示す。


19回のボーダー分布図


28回のボーダー分布図


●第17・18回のYES−NOクイズについて

この回のYES−NOクイズは5問限定で行われ(ただし関東は7問、近畿と18回中部は6問)、全問正解した全チームが勝ち抜けとなるシステムだった(逆に言うと、どんなに参加者数の少ない県でも全問正解しなければならない)。設定された定数より多い県は2回戦を行い、定数より少ない県は残ったチームを準決勝(関東は決勝)進出とし、足りない分は「敗者復活アジャストクイズ」で補充した(詳細は「17回中国大会」レポを参照」)。



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