三銃士

 

三銃士とダルタニャン

知る人ぞ知るフランスの作家アレクサンドル・デュマ作の超大作ダルタニャン物語の第一部「三銃士」を私なりにキャラクターに起こしてみたものです。物語の本当のイメージの三銃士はもうちょっと違う感じなのですが、多少少女マンガ風にアレンジしてみました。アトス・アラミス・ポルトスは結構描きやすいのですが、大事な主人公のダルタニャンのイメージがどうにも固まらなくて困っています。できたら描きたくない人物なんだなぁ・・・(^^ゞ
上のイラストは昔作った同人誌の綴じ込みポスター用に描いたもので、下のはテレホンカード用に描いたイラストでいずれもアナログ画です。当時はまだワープロも買えなくて全てがアナログでした。上のは水性マーカーの原画なので大分退色してますね♭下のはカラーインクで色塗りしたものを写真に収めたものです。
どれが誰だか見当つくよね?(^ ^;A

 

今のところ単独で描いたキャラはこのアラミスとミレディだけなのでとりあえずこの2人だけキャラクター紹介しときます(^^ゞ

アラミス

 三銃士の中の最年少メンバーのアラミスです。
アラミスと言うのは本名ではありません。
三銃士の3人はそれぞれ本名ではなく愛称で呼ばれているのです。
 最初は僧侶を目指して修道院で修行していた彼ですが、ひょんな経緯から剣術を学び、人を殺してしまったことから僧侶になることが当分出来なくなってしまったのでした。その頃国王の銃士だったアトスやポルトスと知り合い、伝を頼って自分も銃士隊に入隊することになりました。しかし彼には銃士で居ることはあくまでも不本意なことであり、ゆくゆくは僧侶の道を目指しているのです。
 ポルトスとは違った意味でオシャレ・・・オシャレというか美容に気を使っている感じですね(^_^)恋の噂が耐えない彼ですが、実は3人の中では一番腹黒い部分があって陰で暗躍していたりも・・・。
 アンヌ王妃の密かな恋人であるイギリスのバッキンガム公爵と見間違われたこともあります。
 長いダルタニャン物語の最後には友人だったアトス、ポルトス、ダルタニャンも戦死するのですが、1人生き残ってスペインに渡りアメラダ侯爵という名前になります。

 

ミレディ

 悪女を絵に描いたような人物とは彼女の事を言うのでしょう!
ミレディというのは英語でマイレディというのをフランス訛りで呼んだ呼び方のようです。勿論本名ではありません。彼女も色々な名前で呼ばれていたようです。
 元々はイギリス人だったようですが、身分を偽り重婚していたり(息子がいます)実はアトスと結婚していたという事実もあり、悪女であった妻を殺して身分を隠し銃士になったアトスでしたが、どうやらアトスはミレディを殺したつもりでいましたが、まんまと生き延びていてリシュリューの手下となって彼の思い通りに政治が運ぶよう「女」をフルに活用してスパイとしてフランスで暗躍していました。
 目的の為なら人殺しもなんとも思わない非道ぶりで、アンヌ王妃の密使で動いていたダルタニャン達をことごとく邪魔をしていたので、最後にはダルタニャンと三銃士の手で今度こそ本当に処刑(斬首)されてしまうのでした。

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