前歯部開咬の歯科矯正治療 (第1期治療)

症例1:混合歯列期において前歯部の萌出余地不足、舌突出癖による前歯部開咬、虫歯多発傾向の患者さんの症例です。

 上下の第一大臼歯の関係は、正常であると思います。

初診時。奥歯のかみ合わせはOK。しかし、上顎側切歯の萌出スペースは不足、前歯部は切端咬合+開咬を呈している。原因は低位舌ですね。
初診時の上下歯列と正貌。舌が右前に突出してくるため、下顎正中が右側偏位し、かみ合わせもあいてます。低位舌ですと、舌は上顎歯列に上がってきませんので、正常な歯列の成長が望めません。臼歯部は全部虫歯、第一大臼歯は溶けてゆくような虫歯あり。

(治療中は飛ばします。)=秘密
第1期治療終了時

幸せなことに、新しい虫歯は作らずに済みました。

上顎のリテーナーにスポットマーカーを付与してあります。

取り忘れ。すみません。

 

     

☆治療のポイント

 1)低位舌と舌突出癖を治すだけでも歯列は正しく成長し、永久歯がきれいに並ぶようになる。また、前歯から臼歯まで全部の歯が噛めるようになる。

 2)乳歯の虫歯の管理をしっかりすれば、永久歯はきれいな虫歯のない歯にすることができる。

 3)歯並びがきれいになると笑顔が美しい。」。


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