口蓋裂の歯科矯正治療について

症例1:左側唇顎口蓋裂(第2期治療)

 反対咬合は成長により戻っており、また上顎右側側切歯の先天欠如と上顎左側側切歯の矮小歯についても整理していかないといけませんので、永久歯列完成後にマルチブラケット法で治療を開始しました。 上顎右側側切歯は先天欠如ですので、リテーナーに人工歯をつけてキープし、補綴年齢(18歳以降)になったら、インプラントもしくはブリッジで治すことをお話ししてスタートです。

マルチブラケット装置(12歳6か月)

リテーナー(14歳0ヶ月)

 高校時代、真面目に人工歯付きのリテーナーを使わなかったため上顎右側側切歯の隙間が足らなくなりました。

 そこで、側切歯部のスペースを開けるのと、上下の正中を合わせるために再度マルチブラケットを半年ほどやった後、先天欠如していた側切歯部にはインプラントをして頂きました。

これで終了。

 

 初診が7歳5ヶ月。最後の資料とりが20歳1か月。全部で13年と4ヶ月間。長いと言えば長いですが、最終的な仕上がりはかなり満足していらっしゃるようです。この患者さんの場合、上顎骨の劣成長や下顎骨の過成長が少なかったので、(上顎の瘢痕で前歯は後ろに引っ張られているようでしたが)、比較的きれいに仕上がったと思います。

(下の写真は先天欠如部位へのインプラントを施したレントゲン写真)


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