口蓋裂の歯科矯正治療について

症例3:左側唇顎口蓋裂(初診時=13歳8ヶ月)

 上顎右側犬歯から上顎左側第二小臼歯まで反対咬合です。

 右側の上下第一大臼歯の咬合関係はAngleV級。形成外科医は外科矯正治療で下顎骨を手術で下げるもんだと思っていたようです。

 セファロ分析の結果、骨格的には下顎骨劣成長タイプの上顎前突症でしたので、歯列に対する対応だけでOKと診断しました。

上顎の歯列弓の変形がひどいです。

また、口蓋に残孔を認めます。

下顎は、比較的きれいな形です。

 

 

 

 

 

 治療方針としては、上顎の急速拡大+マルチブラケット法で対応することにしました。

この後の治療(第2期治療)


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