叢生の歯科矯正治療

☆叢生によって、どんなに悪いことが起こるか(その2虫歯編)、です。

 歯並びのガタガタがあります(この状態を「叢生」と呼びます)と、その部分の歯みがきがしにくいため、歯垢がたまりやすくなります。歯垢がたまり虫歯の原因菌が増えれば虫歯ができます。また、歯周病菌が増えれば歯周病となります。

 ここでは、虫歯(う蝕 Dental Caries)の症例をお見せしましょう。年齢48歳0ヶ月の女性。息子さんの歯科矯正治療が首尾よくいった後、相談され治療開始となりました。

初診時の正面からの口腔内写真です。

 

Angle T級の前歯部叢生です。上顎左側中切歯は歯冠修復されております。(メタルボンドクラウン)

 上顎右側側切歯が口蓋側に転位し、中切歯との接触がずれております。直視では、虫歯の穴は見えません。

 第一小臼歯を抜歯して、隣接面が直視できるようになるとはっきりと虫歯がみえます。上の写真の黒の矢印をご参照ください。

 歯と歯が重なり合った状態では、食べかすがたまりやすいですし、歯みがきも十分できません。虫歯になるリスクは上がりますし、発見も遅れます。また、治療jも難しくなります。隠れている虫歯を削る時は穴を大きめに開けないと治療できません。

 

 


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