転医症例4

 13年前に一度矯正治療された患者さんです。矯正専門医の治療ではないようです。

   

   

 上下の正中は合わせられませんでしたが、スペースはとじられ、大臼歯のクラウンの形態も良くなってます。治療前の上顎右側第一大臼歯の形は、手前側の咬頭が長すぎます。(歯軸のコントロールができていない証拠ですが。)

 初診時のレントゲン写真です。図の左下の部分(下顎右側第一大臼歯)の拡大が右です。

 

 近心傾斜(手前側に倒れたようになっておりましたが、治療終了後には、まっすぐになってます。

 すると、その前の歯槽骨も平らになってきます。(治療前は斜めですね。)歯と歯の隙間の形も治療後のほうがよい形です。

 

 あと、一番大きな変化は、顔の変化です。

 

 笑った時の顔が一番よくわかります。

 左右の耳の高さを見て頂ければ、頭の傾きだけの問題ではないことはおわかりになるでしょう。

 奥歯のかみ合わせが左右均等になると、顔の筋肉の左右のバランスも取れてきます。ほっぺたの左右のバランスも治療後のほうが良いと思います。肌の張りも治療後のほうが良い感じです。歯並びを治すと、顔の印象も変わります。

 写真では分かりにくいですが、胸鎖乳突筋の左右のバランスも良くなってます。右肩の肩こりも無くなっています。

ホームに戻る | 矯正専門医について  | 転医症例について |