節句


節句

昭和26年(1951年)6月  新潟市赤坂町  撮影:渡邊 馨一郎


上越新幹線の車内販売にもなっている、新潟名物の笹団子。昔は、各家庭で作っていました。
旧節句の頃、ヨモギを摘み、粉をこね、あんこを煮、笹を巻いて蒸します。100個〜200個も作り、近所に配って味を比べることもあったそうです。
そういえば、その時期の毎日のおやつは、笹団子ばかりだった記憶があります。友達の家へ遊びに行っても、でてくるのは笹団子ばかりでした。でも、自分の家の笹団子が一番おいしいと思っていました。(どの家でもみんなそう思っていたでしょうね。)買って食べることがなかったので、今の笹団子はとても高価に感じられます。
写真は、父の生家で、父の母(つまり私の祖母)と妹たち(私の叔母)が、笹団子づくりに精を出しているところです。どこの家でも普通に見られた光景だそうです。


入口へ戻る次のページへ進む


ホームへ戻る