商工祭

 
8月7日、8日、9日は新潟まつりです。
豊栄に引っ越して以来すっかり疎遠になってしまいましたが、新潟で生まれ育った私にとってはいくつになってもわが町のお祭りだという気分があります。
以前はたしか8月22日、23日だったと思うのですが、天候に恵まれない年が続いたため、今のようになったと記憶しています。
 
昭和26年  (画像をクリックすると拡大表示されます。)
   
   
   
 
新潟まつりの思い出は、なんと言っても花火でした。子供のころは実家の裏の松林からもよく見え、花火の時間になるとござを携えて近所の人々が集まったものです。
子供達は公認で夜遊びができるものですから、花火そっちのけで走り回っていました。
昭和27年  (画像をクリックすると拡大表示されます。)
   
   
   
   
     
 
新潟まつりには、花火の他にもたくさんの行事があったのですが、まつり行列に数回連れて行ってもらっただけなので、あまり印象がありませんが、古町の通りの両側が割り込む余地のないほど人でいっぱいだったのだけはしっかりと憶えています。
昭和28年  (画像をクリックすると拡大表示されます。)
   
     
 
ところで、新潟まつりは昭和30年(1955年)に、住吉祭、川開き、商工祭、開港記念祭の4つの行事を統合してできたものです。(うんちくはこちらを参照)
昭和29年  (画像をクリックすると拡大表示されます。)
   
   
   
   
   
   
   
   
     
 
商工祭は、昭和4年に第一回が催されました。8月23日の川開き当日は住吉神社の御輿の巡行に併せて山車を繰り出し、全市の小売り商店の連合大売り出しを行ったそうです。

父の撮影した写真のなかに、昭和26年(1951年)から昭和29年(1954年)までの商工祭の写真がいくつかあるので、これをご紹介します。
現在よりはるかに娯楽の少なかった時代ですが、しかし人々があかるく活き々々としていた様子がわかるでしょうか。