新潟電話局


阿部医院
 

1976年 頃  新潟市東堀通7   Photo. by Keiichirou Watanabe.

 


新潟に最初の電話交換局ができたのは明治36年で、西堀通6番町の新潟市役所裏手に作られた。その後、開設まもまい新潟電話交換局は新潟郵便電信局と合併し、あらたに新潟郵便局となった。明治41年の二度の大火の後、新潟郵便局は柾谷小路に面した東堀7番町に移転した。
電話の普及につれて手狭になったことから、大正14年に郵便局の裏手に電話専用の庁舎を新築した。
設計には関東大震災の教訓をとりいれ、外観を飾らなくても耐震耐火に重点がおかれた。そのおかげで、新潟大火、新潟地震にも耐え、使命を全うすることができた。
写真をみると、とても大正期のものには思えないが、機能優先の合理的な建物といえよう。竣工当時は、相当モダンな建物だったに違いない。
現在この場所にはNTTプラザビルが建っている。
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