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ベストフレンズ・ウェディングエアフォース・ワンコン・エアーボルケーノMEN IN BLACK
チャンス!フィフス・エレメントコンタクト恋におぼれてボディ・バンク

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ベストフレンズ・ウェディング

ジュリア・ロバーツ主演のラブ・コメディ。
ジュリアン(ジュリア・ロバーツ)とマイケルは9年前の大学時代、恋人同志だった。
その恋はすぐに終わってしまったが、別れた後もお互い“ベスト・フレンド”としての付き合いが続いている。
そして6年前、二人は“お互いが28歳になった時、二人とも独身でいたなら結婚しよう”と約束していた。
ジュリアンが28歳の誕生日を間近に控えたある日、マイケルから電話が鳴る。
マイケルに想いを残すジュリアンは舞い上がるが、その電話は
“今度の日曜日結婚する。フィアンセを紹介したいので来て欲しい”というものだった。
ショックを受けるジュリアン。
しかもそのフィアンセというのが20歳の大学生で、おまけに社長の娘で金持ちだという。
そんな女にマイケルを取られたくないジュリアンは、彼を奪い返そうと計画を立てる。

ジュリア・ロバーツ、嫌な女を演じています。
別れた恋人を奪い返そうとするというのは、メグ・ライアンお得意のストーリーですが、
この作品がちょっと違うところは、フィアンセの女の子の気持ちもきちんと描かれていることです。
だから私は、どちらかというとフィアンセの女の子に肩入れして観てしまいました。
数日後に結婚式を控えた彼を、そんな理由で昔の彼女に奪われたら可哀想だと思ったのです。
でも彼氏奪回計画を企てては、ことごとく失敗するジュリア・ロバーツもお茶目。憎みきれません。
それが、この作品の作り方の上手いところかな。
ラブ・コメディはあまり得意じゃないけど、“ラブ・コメ”というジャンルで評価すれば、
なかなか面白いのではないでしょうか。
ラブ・コメ好きの人には特にオススメです。
レベル4

この映画を撮ったP.J.ホーガンという監督の、「ミュリエルの結婚」という作品もなかなか面白かったよ。

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エアフォース・ワン

“空飛ぶホワイトハウス”の異名を持つ大統領専用機《エアフォース・ワン》が、ロシア人のテロリスト・グループに占領された。
人質になったのは政府VIP、大統領側近、ジャーナリストたち、そして大統領の妻と娘。
テロリスト・グループの要求は、ロシア政府に逮捕されているテロリストの指導者を釈放するよう
アメリカ大統領がロシア政府に交渉することだった。
釈放が実現するまで、30分ごとに1人ずつ人質を殺していくと犯人は言う。
“アメリカ合衆国はテロリズムに屈しない”という国家の原則と、家族への愛。
その究極のジレンマを抱えながら、大統領はテロリスト・グループに立ち向かう。
アメリカ大統領にはハリソン・フォード、ホワイトハウスで指揮をとる副大統領にはグレン・クローズ。
そして、信念のためにハイジャックを決行するロシア人テロリストの首謀者には、ゲイリー・オールドマンが扮しています。

無難に楽しめる作品です。超アメリカ的エンターテイメント。
ただ、こういう作品は結末が決まっているものなので、どうやってそこまで持って行くかが勝負であります。
「コン・エアー」のニコラス・ケイジに比べ、ハリソン・フォードの大統領というのがカッコ良すぎるためか、
ハラハラドキドキはあまりなく、ハリソンが危機に瀕しても安心して行く末を見守っていられます。
犯人グループVS大統領の頭脳プレイも、「コン・エアー」に比べると負けているし、
犯人の動機も、自らの利益のためにハイジャックを実行する「コン・エアー」と違い、崇拝するテロリストの指導者の
ため自らの命をかけてハイジャックを実行する、というのが何だかな〜って感じ。
ハリソン君一番のピンチの時の爆発シーンも、CG合成がヘボくて「ん〜・・・(^^;)」って思ってしまったし、
テロリスト・グループに手を貸した大統領側近の、その裏切りの動機が全く描かれていないのも不満でした。
ラストシーンも、思い切り結末が読めてしまって面白くありませんでした。
レベル3

これだけ難癖つけておいてから言うのもなんですが、何も考えずに観ればそれなりに楽しめます。

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コン・エアー

身重の妻を守るため、過失により殺人を犯してしまったニコラス・ケイジ扮する模範囚は、
8年間の刑期を終え晴れて仮釈放の身となる。
しかし、釈放を心待ちにしている妻とまだ見ぬ娘に会いに行くために乗り込んだ囚人空輸機コン・エアーは、
凶悪犯専用の刑務所に移送されるため同乗していた極悪な囚人たちに乗っ取られる。

面白かったです。
妻と娘に会いたい気持ちの一方で、同乗している友人の囚人を捨てきれず、あえて知能的な極悪犯と
戦う決心をするN・ケイジの頭脳プレイ。
N・ケイジからのメッセージを受け取って危害を食い止めるべく奔走する、地上の連邦保安官とのドラマ。
迫力満点、ストーリー展開もスリリングで、それに役者たちがすごく良かったです。
顔が苦手なN・ケイジ、おまけにムキムキで長髪でヒゲ面ということで受け入れられるかが心配でしたが、
とってもハマっていました。彼の作品の中では一番のハマリ役だと思いました。
極悪犯のリーダー格ジョン・マルコビッチと、連邦保安官ジョン・キューザリックもすごくいいです。
“変な顔”スティーブ・ブシェ〜ミも、不気味な役で味付けしています。
レベル4

ただ1つ残念だったのは、「乱気流・タービュランス」とダブるシーンがいくつかあったこと。
「乱気流」を観ていない人なら、もっと楽しめるかも。

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ボルケーノ

L.A.で中規模の地震があった。
その原因を調査すべく、トミー・リー・ジョーンズ扮するLA危機管理局長や地質学者が動き出した矢先、
大地震と共に地下からマグマ弾が吹き出し、街は大パニックになる。

“火山噴火もの”と言えば「ダンテズ・ピーク」を思い出しますが、この作品は「ダンテ」と少し違います。
まず場所の設定が、「ダンテ」がのどかな郊外の小さな町であったのに対し、
「ボルケーノ」はL.A.という街のど真ん中での地下マグマの噴火であるということです。
でも、この映画の「ダンテ」との一番大きな違いは、大都市でそのような災害が起きた時、
人々が果たしてどう対処するかという、ヒューマンドラマになっていることです。
危機管理局の人間、地質学者、消防士、医者、乗客を乗せたままストップしてしまった地下鉄の運転士、
警察官、マスコミetc・・・・
彼らはそれぞれの自分の立場で、自分の責任をどう全うしようとするのかが描かれているのです。

素晴らしい人間愛です。美しいです。
でも、美しすぎて嘘っぽささえ感じてしまうのは、私の心が汚れているからでしょうか。
“死”への恐怖が迫っている瞬間、自らの命をもいとわず他人の命を救おうとしている人たちだけの姿しか
描いていないのです。
身内や愛する人を助けるために火の中に飛び込む、というなら分かる気もするのですが、
みんな自分の仕事の責任の全うのため、他人の命を救うために自ら火の中に飛び込んで行くのです。
中には一人くらい他人を見捨てて逃げてしまう人がいてもいいと思うのですが、そういう人は出てきません。
あえて人間の醜い部分を表現しているのは、火事場泥棒のみといったところでしょうか。
純粋な目で見れば感動ものなのでしょうが、私は少しシラけてしまいました。
レベル3

私のひねくれた見解での評価です。

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MEN IN BLACK

地球に住みつく1500ものエイリアンの監視と、エイリアン存在の証拠隠ぺいなどを任務としている
政府の最高秘密機関MIB。
ベテラン捜査官K(トミー・リー・ジョーンズ)は、ニューヨークの街角でエイリアンとは知らずにその男を追跡していた
タフな刑事ジェイムズ(ウィル・スミス)を、新人捜査官としてスカウトする。
コンビを組んだ二人は、凶悪エイリアンの追跡へと乗り出す。

もう、最高に面白かったです。大好きです、こういう作品。
「マーズアタック!」系のバカバカしさに加え、ストーリーの設定が面白いし、何よりラストの落し方が気に入りました。
ストーリーの中で重要な役割をしている“記憶除去装置”を最後まで上手く使っていたと思います。
その“記憶除去装置”を使用することを“ピカッとする”という言葉で表現した、翻訳の戸田奈津子さんのセンスも
すごく気に入りました。
レベル5

スタローンって、地球に住みついてる人間もどきのエイリアンのひとりだったんですね(笑)。

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チャンス!

やり手の金融アナリスト、ローレル(ウーピー・ゴールドバーグ)は、同僚の男性に昇進を横取りされ
怒って会社を辞める。
独立して事業を始めるが、ビジネス社会の現状は女性には冷たかった。
そこで彼女は“カティ”という架空の白人男性パートナーをでっちあげる。
自分のアイデアをすべて“カティ”のアイデアとすることで、事業は大成功。
決して人前に姿を現さない謎の人物“カティ”はたちまち世間の話題をさらう。
しかし、自分の手柄を全て“カティ”に横取りされたローレルは、やがて彼の存在をうとましく思うようになり、
彼を抹殺しようと計画する。

“女性限定”の試写会で観ました。
なぜ女性限定かは、内容で理解出来ました。完全な男性社会への批判です。
女性はこういう映画を観て痛快かもしれませんが、男性はどう思うのでしょうか。
内容的には「そんなバカな〜」と思う部分はたくさんありますが、所詮コメディだからね。
レベル3

カティがいよいよ人前に登場しなければならなくなった時の、ウーピーの白人男性への変装が見ものです。

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フィフス・エレメント

23世紀、5000年に1度現れるという邪悪な地球外生命体が地球に接近する。
神父コーネリアスは、モンドシャワン人が4つの石を持って危機を救いに来ると告げる。
しかし、地球征服を企むゾーグ一味にモンドシャワン人の宇宙船は襲われ、
人類はやむなくその残骸から発見された腕片の一部を持ち帰る。
そして、その細胞を再生したところ、美女リールー(ミラ・ジョボビッチ)が現れたのだった。
研究所から脱走したリールーは、コーベン(ブルース・ウイリス)のタクシーに落下、
彼女からコーネリアス神父の名前を聞き取ったコーベンは、彼女を神父のもとに運ぶ。
神父から彼女が地球を救う5番目の要素“フィフス・エレメント”であることを教えられたコーベンは、
政府の特命を受け、残りの4つの要素の石を取り戻すために旅立つ。

最新SFX技術を駆使した未来の世界の創造力はとにかく凄いです。
しかし、監督のリュック・ベッソンが16歳の時に考えた物語だというだけあり、
ストーリーは極めて古典的で単純で面白くありません。
その単純なストーリーをカバーすべく、コメディ系のお笑いがちりばめられていますが、
それもコメディを作り慣れていない人がつくったようなコメディで、いまいち笑えません。
特に後半に黒人DJロッドが出てきたあたりからは、何を観せたいのか分からなくなってしまいました。
レベル3

しかし、観客をスクリーンに引き込む撮影の手法と音楽の使い方はさすがリュック・ベッソン。
特にオペラのシーンは鳥肌ものの素晴らしさでした。

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コンタクト

地球外知的生命体の探索を続ける天文学者のエリー(ジョディ・フォスター)は、
ある日恒星ベガから送られてきた不思議な信号音を受信する。
その後も信号音の解読に取り組んだ彼女は、それが宇宙間移動装置“ボッド”の設計図であることを発見し、
建造が決定した“ポッド”の乗務員に自ら志願する。

“宇宙人とコンタクトすること”に情熱を燃やす主人公の気持ちに入り込めないため、
第三者的な目でしか観ることが出来ませんでした。
終盤、ジョディが宇宙船に乗り込みベガを目指して出発するシーンはなかなか見ごたえがありましたが、
着いた先が・・・・というオチには参りました。
こういうストーリーは、ラストをどう落としてくれるのかが期待するところなのに、これではガッカリ。
レベル3

それにしても、北海道の根室で日本の下請け企業がスペアの宇宙船を作っていたという設定とか、
ジョデイの泊まってる部屋に何故か鏡もちが置いてあったりとか、アメリカ人の日本観に笑えました。

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恋におぼれて

メグ・ライアン主演のラブ・コメディ
研修先から別れの手紙を送りつけてきた恋人・リンダの後を追って、ニューヨークに来た天文学者のサム。
しかし、彼女がすでに次の恋人・アントンと暮らしていることを知る。
サムは彼女たちのアパートの向かいの空き部屋に住み着くが、そこにアントンの元彼女・マギーがやって来る。
リンダともう一度やり直したいと思っているサムと、アントンに徹底的な復讐をしてやりたいと思っているマギー。
ふたりは、彼らを別れさせようと計画する。

同じくメグ・ライアン主演の「フレンチ・キス」に実に良く似たお話です。
期待はしていませんでしたが、つまらない・・・というよりは、くだらないです。
主人公たちの人柄に全く魅力を感じられないし、なぜ彼らがそういう行動をとるのかもよく分かりません。
ドタバタ的なお笑いをとって、お決まりのパターンでジ・エンド。
ラブ・コメ大好きな人以外は観ない方がいいかも。
レベル2

・・・・それにしてもメグ・ライアン、いい加減にこういうのに出るのやめたら?

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ボディ・バンク

医者のガイ(ヒュー・グラント)の勤める病院に、重病の患者が運び込まれる。
その男の容体はガイが今まで見たこともなく、しかもどこかの病院を抜け出して来たようである。
一時は危篤状態だったその患者の容体が安定した時、ガイは彼から意味不明のメッセージを告げられるが、
次の瞬間、彼は容体を急変させ息を引き取る。
しかも、患者のカルテは書き換えられており、その遺体は翌日遺体安置所から消えてしまうのだった。
患者の死と病院の体制に疑問を持ったガイは独自に調査を始めるが、何者かにワナにはめられ、
コカイン所持で逮捕、病院も追放され、医師免許も剥奪されてしまう。
何もかも失ったガイは、患者の残したメッセージを頼りに、徹底的に事の真相を明らかにしようとする。
そして、ついにはホームレスの人を集めて恐るべき人体実験を行っている病院の存在を突きとめる。

面白い、というよりは、ある意味ではホラーより怖い作品です。
私はずっと鳥肌を立てて観ていました。
冒頭で、瀕死の麻薬中毒者と彼に撃たれた重傷の警察官、どちらを先に手術するかというエピソードがあるのですが、
それがそのあとのストーリーにもつながっていきます。
ホームレスの人を人間と認めずに実験台にし、代わりに多くの生きる希望のある病気の人を救おうとする研究は
果たして正しいのか。
人間の倫理を問う作品です。
レベル5

ヘラヘラしていないヒュー・グラントが良かったです。

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