三線コンクール受験記5(2005.8.20 - 23)




8月23日(火)曇り時々晴れ

朝が来た。
テンションどん底。

「燃え尽きる」って、こういうことか。

気分をめいらせる要素はもう1つあった。お肌がボロボロ。中でも目の回りがひどく、まるで何かにかぶれたように腫れぼったくなっている。まるで亀ヶ岡遺跡から出土した遮光器型土偶だ。

沖縄に来て以来、お肌の調子がだんだん悪くなってきているのは自覚していた。コンクール当日はもう、肌荒れを化粧でごまかすのはギリギリの所まで来ていた。今まで沖縄に来ると必ずアトピー症状は軽減していたのに、いったいなんてこと。
やっぱり環境だけじゃなくストレスも大きな要因なんだなぁ。ただ沖縄に移住すりゃ治る、ってものではないらしい。またしても安易な移住に歯止めをかける事実を思い知らされてしまった……

帰りの飛行機は昼の出発。計画段階では、今回はコンクールでほとんど観光してる余裕がないから、最終日は少し早起きして農連市場を散策しようか、なんてことも考えていたのだけど、もうそんなエネルギーは残っていない。結局、ゆっくり朝ご飯食べて、コバルト荘のリビングでくつろいで、荷造りして、少し早めに空港まで出かけることにした。

空港売店でお土産を調達し、チェックインカウンター前で宮森先生&T氏に再会。荷物を預け、わたしは先に搭乗待合ラウンジに入った。そこで空弁とさんぴん茶を買って、早めの昼食にした。

沖縄最後のランチ。 空弁

お弁当を食べ終わると、もうまっすぐ座ってるのも辛いほどの疲労感が襲ってきた。今まで、こんなことは絶対にやらなかったんだけど……あ、だめだもぅ……

結局、搭乗開始直前まで、わたしはラウンジのベンチで横になっていた。帰りの飛行機でも、機内サービスも受けずにひたすら爆睡。



わたしが沖縄から帰って3日後の26日に、優秀部門全員の審査が終わり、その日のうちに合格者が発表された。
わたしが合格を知ったのは、その翌日だった。

琉球新報記事