アイ,ロボット [DVD] アイ, ロボット (製作年度: 2004年)
レビュー日:2009.6.23
更新日:2009.10.28
評価:★★★
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解説(Yahoo映画より):
SF界の巨匠、アイザック・アシモフの「われはロボット」を原案に、『クロウ』や『ダークシティ』の革新的な映像が目を引くアレックス・プロヤス監督が描いたアクション・スリラー大作。ウィル・スミスを主演に、『トータル・フィアーズ』のブリジット・モイナハンやジェームズ・クロムウェルらが共演。人類が追求したテクノロジーの暴走や壮絶なアクションを交え、知的なエンターテイメントとなった大作。全米では初登場1位を記録したヒット作。


事件は解決するけど……

殺されたロボット製作者と容疑をかけられたロボットとロボット嫌いの刑事、となるとモロにアイザック・アシモフの「鋼鉄都市」だし、タイトル自体アシモフの短編集のタイトルそのままだけど、設定を借りてるだけで話は完全に別物。

なかなか面白かったです。
NS-5型の中でただ一体だけ、「サニー」と名づけられて他のNS-5型とは違う目的を持たされてしまったロボット。
そのため最初はコイツだけが妙に不気味だし、ラスト近くになるとコイツだけに親近感を感じるようになるんですが、それって考えてみたら人間側の感情が投影されてるだけで、本質的にはサニーと他のNS-5型に違いはないんですよね……
そう考えるとちょっとコワイものが。

それと、
「ロボットが人間を殺しても殺人罪にはならない。あえて言うなら産業事故」 というセリフが印象的でした。 これも最近のエレベータ事故とか考えると(わたしもエレベータの扉に思い切り挟まれたことあるし)、なんか「うーむ」と思ってしまう。

というわけで事件は解決するけどハッピーエンドとは言いがたい映画でした。


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